2024年4月7日、日帰りで六甲山の中腹にある風吹岩に登りました。
桜の時期になったので以前から興味があった薬大尾根を歩く計画を立てました。この尾根には桜が植えられていて、花を見ながら山登り出来ます。
今回のルート。薬大尾根経由で風吹岩まで登って、地獄谷を下って高座の滝へと下ります。地獄谷は何度か歩いてますが下山で使うのは初めて。基本的に登りで使う道だと思いますが、以前下りてくる人を見かけたのと、もしもの時に対応できるのか、という考えで今回の計画に至りました。ピラーロックからA懸垂岩までの尾根道は、これまでに歩いた道がどう繋がってるのか確認しつつ、そのたび撮影しながら歩いたので時間かかりました。
10時40分、甲南山手駅を出発。行程が短いので遅めの行動開始です。
20分ほど歩いて神戸薬科大学に到着。正門前の桜は満開でした。かつては女子大学でしたが、30年前から共学になりました。
さらに坂を登ると階段があります。
この階段、進行方向に対して斜めになってて歩きにくいです。
階段の途中に登山道への階段があり、下りたら渡渉します。増水時は要注意。
落ち葉が多いけど踏み跡はあります。
序盤からわりと急登です。神戸方面の景色が見えるところにベンチがあったけど、先客がいたので休まず進んでいくと桜が咲いてました。
しばらく歩くと、今度は芦屋方面の景色が見えるところにベンチがあり、ここで一息。
桜は一部を除いてほぼ満開でした。桜並木が続いてるわけではないけど、追加で植樹されてるようです。
椿はほとんど落ちてたけど、かろうじて残ってるのがありました。
後半は傾斜が緩やかになって魚屋道(ととやみち)に合流。
また分岐があり、左に行くと金鳥山や保久良神社を経由して岡本方面へと通じてます。2023年最初の山行では、ここを通って下山しました。
風吹岩への最後の登り、多少の段差はあるものの、登山口からここまでメインルートのような岩場はなく、初心者でも無難に歩けるルートだと思います。
風吹岩の裏側、向こうから下りてきたことはあるけど、こちらから行くのは初めて。
登山口から約1時間で風吹岩(437m)に到着。何度も撮影してるので、撮ったことない構図で。
約1年ぶりに来ましたが、見晴らしが良くなってました。どうやら1ヶ月ほど前に伐採されたようです。この右に桜の木がありますが、枝が何本か残された状態で寂しい感じでした。
12時すぎだったので食事休憩しました。
荒地山の岩場も見えました。あちこちに人がいるのが確認できます。また行かねば。
30分ほど経って、そろそろ下山しようと思った頃、ヘリが飛んできました。どうやらどこかに負傷された方がいたそうです。
さて、下山します。メインルートを少し下ったところに高座谷方面への分岐があり、ここを下るとキャッスルウォールを経由して荒地山に行けます。
その反対側に「この先危険」の看板があり、ここを下りるとピラーロックに行けます。
ピラーロックまでは特に危険ではなく、踏み跡もあります。
ただ3年前に初めて来た時、誤ってこんな感じのトコを通りました。
10分ほどでピラーロックに到着。初めて一番高いところへ行きました。
その先にも行けるようなので途中まで行ってみる。
あまり先に進んで戻れなくなるといけないので引き返します。
こちら側は何度も見た風景。アイゼントレーニングされてる人たちが居ました。自分はまだ冬装備を持ってないけど、こういうトコで練習したほうがいいのかな。というか冬山に行ける日は来るのでしょうか。
A懸垂岩へと続く尾根はB懸尾根というそうです。複雑な地形で左右に巻く道もあるので、いろんなルートで歩けます。
以前も書きましたが、ピラーロック自体は震災で崩壊したそうです。ネット上に30年前の写真が掲載されていて、やや左の緑で覆われた部分(地面が見えるところの右)に柱状の大きな岩が写ってました。「いまは無いので、ここをピラーロックとは呼ばない」という意見もあるようですが、例えば地名でも、かつてそこにあったからそう呼ばれることが多いですし、もうちょっと寛容でもよいのでは、と思うんですけどね。それともピラーロック跡と呼べばよいのでしょうか。
さて、ここを下りるのは初めて。滑りやすいし両側落ちてるので慎重に下りました。
左側が黒っぽいのは、登る人がいなくて削られないからかな。
さて、ここからの下りは未知の領域。
いきなり急な岩場です。
向こう側から歩いてきたところ。足元が狭いので右の岩に沿って歩くけど、カメラバッグが邪魔になるので反対側に振りました。
落ちたら危ないので、注意して下りました。
分岐点まで下りて振り返ったところ。登りの時はここを左上へ進みますが、はじめて来た時は少し迷いました。以前は小さなケルンがあったけど見当たりませんでした。(後日確認したらありました)ちなみに右上に進むとB懸垂岩跡があります。跡と付いてるのは、ここも震災で崩落したからだそうです。
こちらが進行方向。左に(というか真っ直ぐ)進みます。
歩いていくと途中で左右に道がありました。右へ下りると、さっきの分岐の右の道に続いてそうです。(後日確認したら違いました)
左の岩場を登るとB懸垂岩跡に行けそうです。
さらに進むとコバノミツバツツジが咲いてました。「ツツジの辻」と勝手に命名。
正面に切り通しのような道があります。ここも左を登るとB懸垂岩跡に行けそうです。
右はザレた下りで、その先で道が途切れてます(あとで行きます)。
切り通しのほうに進むと、片側が切れ落ちてました。その先まで進んで確認してから引き返しました。
再びツツジの辻に戻って、左に曲がります。
岩壁を回り込むと、道(右上のステップ)がありました。
ここを進みます。
一人がかろうじて歩けるくらいの細い道です。
通り抜けて振り向いて撮影。このルートをはじめて歩いた時に通った道でした。
そして、ここを下ります。体勢を入れ替えて、三点支持で下りました。
ちょっと難しかったけど下りることができました。
ツツジの辻から切り通しを歩いていくと、この右へと合流します。
そして、反対側も切り通し。ここは2回歩いたことがあります。
左に超細い道があり、ここは一度だけ向こう側から歩いてきたことがあります。
そのまま進むとピラーロック下の分岐に出ると思うけど、今回は確認しません。(後日確認したら違いました)
奥にはツツジの辻が見えます。途切れてたのは、こうなってたから。
引き返します。超細い道も行きません。全部寄ってたらすごく時間がかかるので。
こんなトコ下りたのかな(記憶が曖昧)。
下りてから振り返ったところ。登りで見た記憶はないけど、覚えてないだけかも。
登り返し。結構アップダウンがあります。
進行方向だけではなく逆方向も撮影してるので、どれがどれだか分からないのもあります。これはたぶん下りてきて振り返ったところで、登りの時に見る風景のはず。
これも下りてきたところかな。
尾根と巻道に分かれてたので、尾根に進みました。その先でも二手に分かれてたので、尾根の一番高いほうへ行きます。
C懸垂岩が見えました。行き止まり山とも呼ばれるそうです。まだ行ったことないのでいつか行ってみようと思います。向こうの稜線はメインルートです。
三方向に分かれた道がほぼ同じところで合流しました。
また三方向の分岐、真ん中を選びます。
合流した先に、細い通路が見えてきました。
振り返ったところ。向こうに見える鉄塔は風吹岩の東隣のものです。
メタボチェッカーと呼ばれる細い通路の上です。
今回も通れました。もし通れなくても巻道があるので大丈夫です。
少し引いた場所でもう一枚。
少し進むと有名なものが見えてきました。こんな位置関係だったのか。
スヌーピー岩に到着。目や鼻に石などを置かれてるけど、個人的にはないほうがいいと思うんですけどね。
反対側に回り込んでみたら、なんか地面から「ぬーん」って出てきたような感じ。
A懸垂岩が近付いてきました。
岩の裏に名札を発見。全然気付かなかったけど前からあったのかな。
さて、引き続き下りていきますが、長くなったのでここで区切ります。
後編へと続きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。