やまのぼブログ

山登りなどの記録

六甲山 岩尾根経由で山頂を目指す(後編)

前編はこちら↓

yamanobojp.hatenablog.com

改めてルート図。後編は一軒茶屋から山頂に登るところからです。

車や自転車に気を付けて渡ります。

山頂下の休憩所。自転車のラックがありますが、あぶれたのか横になってました。右下は魚屋道(ととやみち)の有馬方面への道です。

休憩の前に山頂へ向かいます。坂道と階段がありますが、今回は坂道で。

冬場は凍結して滑ることもあります。

開けたところから大阪方面がよく見えます。

金剛山の右に大峰山、左に台高山地と思われる稜線がうっすらと見えます。

10時55分、山頂に到着。人がいないタイミングで撮りましたが、そこそこ人がいました。

三角点(左)とその標識。

西のほうに丹生山系と思われる山が見えました。六甲山系と合わせて六甲山地に含まれるそうです。右手前の山は湯槽谷山かな。

ということで、黒岩谷西尾根を登って登頂しましたー。

休憩所に向かう途中、正面に見えるのは六甲山(むこやま)神社の山かな。奥に北摂方面が見えました。

20分ほど食事休憩してから後鉢巻山に向かいました。取り付きは左の電柱の横です。以前は山を巻くように道路がありましたが、震災で崩落したのでトンネルが作られて道が付け替えられました。

11時30分、後鉢巻山(898m)に登頂。基地局があって山頂標識は見当たりません。薮が深いと聞いてましたが、刈られてたので難なくたどりつきました。この山が芦屋市の最高峰という説と、最高地点(最高峰は蛇谷北山)という説があり、どちらが正解なのか分かりません。

一軒茶屋に戻って靴紐を結び直して、11時45分、下山開始。わりとすぐに迂回路がありました。神戸市のサイトには「通行注意」とありますが「通行禁止」ではありません。昨年1月に登りで歩きましたが、撮影してなかったので再確認しに行きます。

登山道の幅の半分ほど崩落して、さらに途中で木が張り出してます。

崩落箇所の下には堰堤があります。堰堤まででも10m以上ありそうです。

この道幅なら通れますが、さらに崩壊が進むと通れなくなりそうです。木が張り出してるところを通る時は、崩落箇所に身を乗り出すような形になります。

現状は各自の判断で良いと思いますが、基本的には迂回路を使おうと思います。時間も数分しか変わりませんからね。しばらくすると30人くらいの児童の集団が登ってきました。悪いお手本見られなくてよかった(汗)。その後にも登る人が続いて5分くらい待ちました。

その後も何度かすれ違い待機がありました。

七曲りを下りたところで渡渉します。渡渉したら左右どちらに進んでもいけますが、右のほうが少し近いです。

登りの時に通った場所に戻ってきました。

住吉川を渡渉して、雨ヶ峠への登り返しが始まります。

雨ヶ峠の少し手前に、住吉道の分岐があります。

山頂方面に行く時は、ここを右に下りていきます。

12時45分、雨ヶ峠に到着。少し休憩してから下山を再開すると、はじめて見る花を発見。コアジサイというそうです。なんか小さくてかわいい花だなと思いました。

荒地山の分岐に来ました。この奥のほうに進みます。沢が流れてます。

しばらく歩いていくと、ちょっとした広場があります。

宝寿水という湧き水があります。以前来た時に飲んだ記憶がないので、手のひらで受けて3回いただきました。おいしかったです。荒地山の東側には陽明水と宝泉水という水場があるそうですが、現在通行できないそうなので、通行できるようになったら行ってみようと思います。

段差が大きい登りがあります。歩きつかれてペースが落ちてきました。

左から来ましたが、水場を通らないルートを進むと右から登ってきます。

大きな岩がありました。

13時50分、なかみ山(537m)に登頂。眺望はありません。

また大きな段差があったので、よじ登りました。

14時、荒地山(549m)に登頂。

久しぶりなので山頂標識の場所を忘れてて、探してたら近くにいた人が教えてくれました。今回はこの奥から登ってきて、標識を背にしてたので気付きませんでした。15分ほど休憩して、最後のおにぎりを食べました。山頂からの道は3本ありますが、南側に下りていきます。

14時20分、黒岩に到着。今回で3回目ですが、人がいなかったのは初めて。

良い眺めです。

名札のラベルがはがれてますが、「一本松の黒岩」と書かれていたようです。

岩の下は結構高さがありました。

テーブルロックからの眺めも良いですが、こちらのほうが大阪方面も見えて開けてる感じです。

遠くにうっすら見えるのは淡路島かな。

荒地山南側の岩場が見えます。

岩場の上のほう。

岩場の下のほう。

10分ほど景色を堪能しました。

岩から下りる前に上から撮影。

荒地山に登り返して、山頂広場を右に進みます。

5分ほど下りたところにも広場があり、そこから岩場の下りが始まります。

木のハシゴは見覚えがありますが、ハシゴは使わず左に回り込んで下りました。

この岩も見覚えがあります。初めて荒地山に登った時に食事休憩した場所でした。

左から歩いてきて眺望が良かったので撮影して、そのまま真っ直ぐ(画像の右方向に)進みましたが、この左下から岩の向こうに下りるのが正解でした。

間違えて進んできたところ。ここを下りていくと見覚えのある岩があって、新七右衛門嵓の上だと気付きました。下りられなくはないと思いますが、予定ルートに引き返しました。

岩梯子の前まで下りてきました。

こちらが下りてきた岩場。岩梯子を迂回する場合はここを通りますが、これを迂回路と言っていいのかというくらいの、初心者向きではない登山道です。

高座の滝の分岐に工事予告がありました。「解除中」なので進みます。

ごろごろ岳へと続く稜線。真ん中あたりが475mの標高点のトコかな。

工事の資材運搬用の索道があります。

人が通るとセンサーが反応して「カッコウ」の鳴き声の後に「工事中です。気を付けてお通りください。」というアナウンスが流れました。

工事が終わる10月頃に、資材を搬出するために通行制限がかかるそうです。

鷹尾山(272m)に到着。下山途中なので登頂という感じではないです。2月に登った甲山が見えました。

城山(262m)に到着。ベンチに座って少し休憩。おにぎりはもう無いので、1袋残ってたカロリーメイトを消費しました。

10分ほど下りたら急に暗くなりましたが、目が慣れたら大丈夫でした。

大阪方面が見える場所まで下りたら、登山口まであと少し。

16時25分、城山登山口に到着。以前は時計や温度計があったそうです。

17時、芦屋駅に到着。9時間45分の長丁場、やはり後半はペースが落ちましたが、なんとか無事終了しました。

黒岩谷西尾根は、道迷いの心配は少ないと思いますが、危険箇所は多いと思います。荒地山は、まだまだ歩いてないところも多いので、もっと歩き回りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

六甲山 岩尾根経由で山頂を目指す(前編)

2024年5月25日、日帰りで六甲山に登りました。

これまでの山行を数えてみたところ、今回が50回目の山行でした(山行記録を分割してたり、散策の記録もあるので、投稿数とは一致しません)が、そんな節目とは知らずに計画を立てました。

年明けに登って以来の六甲山です。久しぶりにメインルートですが、途中で外れて黒岩谷西尾根経由で登りました。一般の登山道ではなく、岩場あり、やせ尾根あり、ザレた急斜面ありと、変化に富んだルートでした。登頂後は後鉢巻山に立ち寄ってからメインルートで下山し、途中で荒地山に登って城山方面へと下りました。

7時15分、芦屋駅から行動開始。今日は行程が長いので少し早めに出発、といっても予定より少し遅くなりました。芦屋川沿いから撮影。左の鉄塔の下に風吹岩らしきものが確認できます。木が伐採されたので麓からも見えるようです。その右にピラーロックも見えます。右には荒地山と、その手前に重なるように城山が見えます。

阪急芦屋川駅を過ぎて歩いていくと開森橋があります。前々回の山行で桜を撮影した場所です。

途中で何度か分岐がありますが、「高座の滝」と書かれたほうに進みます。

ここを右に進むと城山登山口があり、帰りはここに下りてきます。

7時50分、高座の滝に到着。

滝の左側に登山道があります。階段を登って左の崖沿いに進みます。

ある程度の道幅はありますが、落ちたらたぶんケガします。

この階段がメインルートで、ここを登るとすぐ岩場があります。

案内図には「中央尾根」と書かれてますが、中央稜と書かれることが多いかも。

岩場を登ったところに高座谷との分岐がありますが、今年10月まで工事中で、ここから荒地山第二堰堤までは通行できません。

メインルートを登るのは2年ぶり。以前からチャレンジしようと思ってた急な岩場を登りました。画像の右が下です。

高さは6〜7mくらい。登りは問題なく登れましたが、下りは少してこずりました。

左の巻道で改めて登りました。

岩場を登ると、芦屋や大阪の風景がチラッと見えます。

鎖があるところもありますが、特に難しくはないです。それにしても、こんなにキツかったかな?という感じで心肺機能の低下を感じました。2週間前に摩耶山に登った時より、荷物(トレーニング用の水の重り)を1kg程増やしましたが、たぶんそれだけが原因ではなさそう。

高座谷の工事の足場と思われるものが見えました。他にも、登山道の両側に隠しルートみたいな道が結構あるのに気付きました。

右から歩いてきて振り返ったところ。以前はなかった標識がありました。自分も下りで一度直進したことがありますが、段差が大きいところがあるので(一応ハシゴはありましたが)、迂回したほうがいいと思います。

途中に鉄塔が2基あって、この鉄塔は風吹岩の鉄塔に繋がってます。

8時35分、風吹岩に到着して軽く休憩。最近は2時間休憩取らないこともありますが、ちょっと息を整えました。風吹岩からは少し登ったあと下り坂になります。この道は、過去の山行で下山時に何度か撮影してたので見覚えがあります。

秋と冬の画像です。

さらに下ると登山道に水が流れてて、横に道ができてます。この付近は周辺より低く、湿地帯のようになってるところもあります。

石垣がありましたが、かなり崩れてました。

一旦登った後、また下ります。

ちょっと段差が大きいところも。

ここは真っ直ぐでも、左から回り込んでも行けます。

またぬかるんできました。次の谷が近いです。

ブレてますが、ここの水を飲まないよう忠告する看板のところで沢を渡ります。

左に黒五谷の分岐があり、その先に動物よけの扉があります。

もう一つ扉を通って、ゴルフ場の敷地内に入ります。

移動用のカートが通ることがあるので要注意。

山道を歩いていくと、もう一度ゴルフ場の通路と扉があり、敷地外に出ます。

やや急登の道を登っていくと、木のベンチが置かれた広々とした場所が2箇所あります。初めて六甲山に登った時はここで休憩しましたが、あと少しで雨ヶ峠なので先に進みます。

この階段を登ったら、雨ヶ峠です。

9時25分、雨ヶ峠に到着。東おたふく山への分岐があり、東屋とベンチがあります。

少し登ったところから振り返って撮影。登山道沿いに木のベンチ、奥に東屋があります。休憩しておにぎりを食べました。

雨ヶ峠から少し登ってから下り坂。途中に年季が入った看板があります。

高低差60mくらい下ります。はじめて登った時は、雨ヶ峠まで急登を登ったのに、こんなに下るのか!と愕然としました。

ちなみにここは秋になるとこのような光景が見られます(反対側から撮影)。

住吉川を渡渉します。

支流の沢を渡った後、登山道が二手に分かれます。下流で渡渉する道と、上流で橋を渡る道。今回は渡渉します。

水の流れる音が心地よいです。渡渉したら、すれ違うのがたいへんなくらい細い階段を登ります。

ここは右に行っても左に行っても七曲りに行けますが、ちょっとだけ左のほうが近いです。今回は黒岩谷西尾根へ行くので右へ。

左折すると黒岩谷西尾根、直進すると黒岩谷、右折すると土樋割峠です。この手前にコンクリート舗装された道がありましたが、一部崩壊して状態はよくないです。

渡渉したところに黒岩谷西尾根の取り付きがあります。

画像では分かりにくいですが、そこそこ急登です。カメラのモードダイヤルが回ってて、尾根を登る間はシャッター速度優先になってました。

急登のあとは岩場を登っていきます。

「ホッホッ」って鳴き声が聞こえました。帰ってから調べたら、アオバズクが「ホッホウ」という鳴き声で、東南アジアで冬を越して青葉が茂る頃に飛来するそうなので、おそらくアオバズクだと思います。

岩の右奥に道があるように見えますが、どうやって行くのかな。

と思ったら、岩の割れたところを通って下りていけました。

木の根で大きな段差が出来てました。右のほうは切れ落ちてます。

やせ尾根を通っていきます。

岩の尾根を登っていきます。たぶんここを登ったあと、左のほうでヘビの姿が見えました。頭は見えませんでしたが、模様から考えてマムシかも。水の近くにいると思ってましたが、こんな尾根の上にもいるのか。

岩尾根を登ったところ。見晴らし良かったです。淀川の向こうにドーム球場の屋根らしき白い点が見えました。

砂の上に細かい石がごろごろして滑りそうです。

トラロープがありました。何かのアクシデントに遭遇してバランス崩したら危ないので、一応軽く持って登りました。

続いて太めのロープ。ロープがしっかりしてたのもありますが、ここはちょっと厳しかったのでロープの助けも借りて登りました。

西おたふく山のアンテナが見えました。右の高いところがピークと思われます。西おたふく山と一軒茶屋の標高が同じなので、もう少しかな。

神戸港も見えました。ちなみにこの下は切れ落ちた崖になってます。

傾斜が緩くなって笹の道になりました。刈られてるので大丈夫ですが、薮が深かったらヘビが心配です。

ちょっとした広場に出ました。左のほうに進みます。

六甲山のアンテナが見えてきました。

10時45分、一軒茶屋に到着。50分ほどで登れたので、メインルートで登るのと大きな差はありませんでした。ここでカメラのモードダイヤルが回ってたのに気付いて直しました。

左のほうから出てきました。右がメインルート。以前登った時に、薮のほうから声が聞こえて、どこを歩いてるんだろうと思いましたが、いい感じの道でした。まだ山頂に登ってませんが、長くなったのでここで区切ります。

後編へと続きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

摩耶山 はじめての山登りルートと日帰り槍穂高(後編)

前編はこちら↓

yamanobojp.hatenablog.com

さて、後編は新穂高を下りたところからシェール槍に向けて登っていきます。

徳川道を登ってると、前にいた人が携帯を見て「行き過ぎた」と言ってたので、「新穂高ですか?」と尋ねると、その通りでした。取り付きを教えて、道が分かりにくいことも伝えて「お気をつけて」と見送りました。

支流になって、流れは細くなりました。

途中から急登でしたが、もう少し登ったら平坦になると知ってるので登り切りました。この先の左にも新穂高に行ける藪漕ぎの道があります。行ったことはありませんが、こちらのほうが楽に行けるそうです。

摩耶山への分岐。3年前はここで摩耶山に向かいましたが、今回はさらに寄り道します。

両足首の上の外側に違和感が出てきました。新穂高の急登の影響かな。

シェール槍が見えてきました。

穂高湖の堰堤前を通過。

12時50分、休憩所に到着。20分ほど食事休憩しました。

1ヶ月ほど前に穂高湖の工事が終って通行可能になりました。

シェール槍への取り付きです。

山頂の手前の岩場。全体的にそれほど難しくはなく、ロックガーデンの岩場を登れたら登れると思います。

13時25分、シェール槍(643m)に登頂。山頂はあまり広くないです。

右のほうに新穂高が見えます。槍より穂高のほうが少し高いのも本家と同じです。

摩耶別山の左の鞍部に、摩耶山と思われる山と電波塔のアンテナが見えます。

眼下には穂高湖、杣谷峠の向こうには大阪湾が見えます。

北側には六甲山牧場の建物が見えました。

取り付きまで下りて、穂高湖を一周しました。

新しく出来た施設、シェールミエール。

隣にも施設があります。以前からあったのかは記憶にありません。もしかしたら今回の工事で木が伐採されて見えるようになったのかも。

湖畔から見たシェール槍。

デッキが拡張されてテーブルと椅子が並べられてました。

テントサイトも新設されました。以前は神戸市立自然の家を個人利用できませんでしたが、今回のリニューアルで個人でも利用可能になりました。夜中に走り屋の音とかが聞こえてきそうですけどね。

分岐に戻って、はじめての山登りルートに復帰して、摩耶山に向かいます。

3年前はこの道を歩く頃にはヘトヘトでした。1ヶ月違うので気候の違いも多少あると思いますが、まだ余裕があります。

真ん中の住宅街は鈴蘭台かな。

忉利天上寺の前を通ります。

掬星台への最後の階段。

14時30分、掬星台に到着。東方面から時計回りに撮影。

東側の東屋。奥の展望デッキにもベンチがあります。

ガーデンテラスがよく見えます。

大阪方面の眺め。生駒山から金剛山の稜線が見えます。

右がポートアイランド、その奥に神戸空港があります。左が六甲アイランド、沖合いを埋立て中のようです。

もう一つの展望台に移動して神戸市の中心部。遠くに紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島がうっすら見えました。

北側にある大きい東屋の隣にもお手洗いがありました(階段の下しか知らなかった)。

自動販売機が1台減ってました。メーカーも変わって某炭酸飲料がなくなりました。

昨年10月の画像です。

東屋は四隅にそれぞれ15人くらい座れそうなベンチがあります。中も広々してるので、天候が急変した時など200人くらいは一時避難できると思います。東屋の外にもベンチがいくつかあります。

30分ほど休んだので行動再開。バス停の近くにツツジが咲いてました。こういう色はあまり見かけないけど、調べても品種が分かりませんでした。

久しぶりに摩耶山の山頂へ。ここで左に曲がりますが、直進すると天狗道経由で新神戸に行けます。

こんなのあったっけ。

15時5分、摩耶山(702m)に登頂。ここに来たのは2回目かな。掬星台で登頂した気分になるので、山頂まで登ろうと思うことはほとんどないです。

なにやらいろいろ祀られてました。この右のほうからも登って来れるようで、何人か登って来られました。

この藪の辺りが最高地点らしき場所。藪の高さを考慮しても三角点から3メートルも差があるようには見えませんが、実際どうなんでしょうか。

さて、下山開始。右の道からも山頂に行けるようです。

石段の道が続きます。

右のほうから来ましたが、左に進むと山頂の鳥居のところに繋がると思われます。

2018年の台風21号で倒れた親子杉が処理されてました。

3年前の年末に登った時の画像。徐々に下がって通りにくくなっていたそうで、1ヶ月ほど前に撤去されたそうです。

旧天上寺を通り抜けます。

少しだけ眺望があります。

階段を下っていきます。全部で約300段あるそうです。

階段を下りてきたところにある仁王門。火災を免れたものの寺と市の意見が食い違い、長年放置されたため屋根が朽ちて、10年前にようやく修理されたそうです。

青谷道との分岐、左に下ります。風が強くて、樹林帯の中でも心地よい風が吹いてました。あと、低山とはいえ落ちたらタダでは済まないような場所もありました。

見晴らしが良い場所。以前登った時、ここで休憩した記憶があります。

かつて「摩耶花壇」という2階建の洋館があったそうですが、現在は地下の部分だけが残っていて、観光資源として活用されてるそうです。この小屋はそれとは別に保存されてるそうです。

摩耶ロープウェーの駅前を通ります。

摩耶ケーブルは休止してました。どうやら数日前に車両が故障したそうで、4月にも落雷で数日間運休してたそうです。はじめての登山の時は下山する余力がなくて利用しましたが、そういうこともあると想定しておかないといけないですね。

ケーブル駅からは旧摩耶観光ホテルが見えます。旧天上寺など摩耶山周辺の遺構などが「摩耶遺跡」と呼ばれているそうです。

どんどん下ります。

見晴らし良い場所がありましたが、もう少し下りたところに展望台があります。

16時、五鬼城(ごきしろ)展望公園に到着。(読み方は神戸市のサイトを参照)

神戸市の南東部方面。

三宮方面は木で遮られるので、上から撮ったほうがよかったですね。

左奥に鉄棒があって、その前を通ります。

16時10分、山頂から1時間ほどで下山しました。さすが最短コース。

バスには乗らずに歩いていきます。

16時35分、摩耶駅に到着。

最後に電車内から撮影。左が摩耶山、右が長峰山、その間が杣谷です。

ということで、はじめての山登りルートと日帰り槍穂高、無事終了しました。3年間で自分自身も変わりましたが、崩落地点、倒木、新しい施設、などなど、山も変わっていくものですね。5年後、10年後にはどうなっているのか。その頃も登山を続けてたら確かめたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

摩耶山 はじめての山登りルートと日帰り槍穂高(前編)

2024年5月11日、日帰りで摩耶山に登りました。

はじめての山登りで歩いたルート(新神戸〜トエンティクロス〜掬星台)を歩いて、3年間の成長を確かめる山行です。当時は登るだけで精一杯でしたが、今回は歩いて下山します。それだけでは余裕があると思うので、昨年秋に途中で撤退した新穂高と、工事中で登れなかったシェール槍にも登る計画を立てました。今年から日帰りの山行記録でも長くなる場合は分割してますが、今回も前編と後編に分かれます。ブログを作成する前提で撮影する枚数が増えたのと、単に長丁場の山行が多いのもありますけどね。

天気が良くて電車から六甲の山々がよく見えましたが、「写真撮ろう!」と思った時には撮影に適した区間を過ぎてました。ちなみにここは阪急神戸線が並行してます。

8時15分、三ノ宮駅に到着。コンビニで食料を調達して新神戸駅に向かいます。

20分ほど歩いて新神戸駅に到着。

駅の下をくぐっていきます。8時40分、登山開始。

布引の滝に寄る時はレンガの橋を渡ったら左に曲がります。滝に寄らない時は右に曲がって折り返して上の坂道へ進みますが、急登で時間もさほど変わりません。

ここは右の階段を登ると雄滝(おんたき)へ、直進すると雌滝(めんたき)を経由してから雄滝に行きます。

雌滝の前に行ったのは登山以外も含めて3回くらい。上から撮影してみました。

鼓ヶ滝の先で柵が壊れてるところがあります。昨年の10月に通った時も壊れてましたが、3年前は壊れてなくて、頭上注意の掲示があるから落石で壊れたのかな。

雄滝に到着。この程度の水量なら問題なく渡渉できそうですが、大雨の後は何十倍もの水量になることがあるので、あまりにも多い時は他のルートを選んだほうが無難です。

少し登ったところに雄滝茶屋があります。

滝に寄らないルートと合流して少し登ると、見晴らし展望台があります。普段はスルーしますが、天気が良かったので立ち寄りました。

うっすらと金剛山と大和葛城山が見えます。

五本松堰堤が見えてきました。

貯水池の左にあるのは城山という山で、滝山城という城があったそうです。奥に並ぶ山の名前は不明です。

堰堤の上の橋を渡ります。

20分ほど歩くと桜茶屋があり、ここを左に下りたところが市ヶ原。茶屋の前にはベンチと自動販売機とお手洗いがあります。お手洗いは登山口の近くと雄滝茶屋の近くと見晴らし展望台にもありますが、ここを過ぎると掬星台までありません。

階段と坂を登って尾根を越えるところで、天狗道との分岐。天狗道は新神戸方面からのメインルートですが、もう2年近く歩いてません。ここまで約1時間、良いペースです。

細い花びらがたくさん付いた花(ピントが甘いですが)、検索したらハルジオンと出ました。名前を聞いたことはありましたが、こんな花だったんですね。

尾根から下りると地蔵谷の登山道との分岐があり、すぐ渡渉があります。ここからがトエンティクロスだそうです。「二十渉」と呼ばれていた(現在は堰堤が出来て、それほど渡渉しない)のを、外国人の方が「Twenty Cross」と訳して、それを日本語読みして「トエンティクロス」になったそうです。

「トゥエンティクロス」「トウェンティクロス」「ツェンティクロス」など、様々な表記の道標があり(一番近い発音は「トゥウェンティクロス」かな)、神戸市では「トゥエンティクロス」と呼ぶようなので、道標を新しくする時に統一されていくかもしれませんが、いまのところは当初の呼び名で表記します。

黒岩尾根の分岐を通過。

もう一度黒岩尾根の分岐、ここに注意喚起の表示があります。神戸市のサイトにも「危険」と書かれてますが、「通行禁止」にはなってません。

砂防堰堤の上、水たまりに緑が映ってきれいでしたが、完全に土砂が埋まって用をなさない状態です。

この水は本流ではないですが、水量が多い時はここも本流が流れるようです。

トンネルからの排水でした。何のトンネルなのかは分かりません。

本流を渡渉します。以前渡渉したのはもっと左ですが、今回は右のほうから行きます。

浮石でバランス崩さないように気を付けて渡りました。

3年前に渡渉した時の画像。今回は遠目で見て右のほうが良さげに見えました。大雨などで状態は変わるので、その都度判断したほうが良いと思います。

少し歩いたところから振り返って撮影。石がゴロゴロしてるのは崩落によるものと思われます。

崩落地の手前に立岩という巨大な岩があります。これは以前からあったようです。

ここが崩落地点。なにやら雲の形が怪しげ。

崩落したのが2018年で、3年前に歩いた時は「ここで合ってる?」と思うほど地面が露出した状態でした。植生が回復してパッと見わかりにくいですが、大きな石も倒木もほぼそのまま。大雨で地盤が緩んだりするとさらに崩落が起こる危険があることに変わりはない状態です。ネットの情報によると、崩落前はつづら折りで石段の登山道があり、ここに「ツェンティクロス」の道標があったそうです。

崩落地点の横に現在の登山道があります。ロープは使わなくても行けますが、奥のほうに段差が大きい箇所があります。

黒岩尾根のところは「大変キケン」だったのに、こちらは「通行止」の表記。迂回路はかなり遠回りで不便なので、今年度中にデッキ状の迂回路を整備する予定だそうです。また将来的には防災工事を行う予定があるそうです。

あじさい広場。はじめての時はここで休憩しましたが、休憩取らずに進みました。

河童橋を渡ります。どこかの橋と比べてはいけません。

池ではなく、堰堤でせき止められて水が溜まってる状態です。

ここには以前、木の橋がかかっていたのが流されたそうです。てっきり昔からこうだったと思ってました。

見覚えある堰堤、二十渉堰堤というそうです。堰堤があるということは急な登りがあります。20m近く登りました。

堰堤に溜まった水に緑が反射してきれいでした。

大きな落石。10年前のものですが、低山でも油断禁物ですね。

時々急な坂や階段がありますが、平坦な道も多いです。

当初は仮設の歩道かと思いましたが、そうではないようです。

桜谷出合に到着。2時間以上歩いたのでそろそろ休憩しようと思い、ベンチがあったのでここで休憩しました。ここを渡渉したところに桜谷道と徳川道の分岐があります。

右に土砂がたまってて、そのうち埋まりそう。

ここは橋がないので、一旦下って渡渉して対岸で登り返しますが、渡渉する手前に新穂高の取り付きがあります。

急登でアキレス腱が痛くなりかけたので、気を付けて歩きました。足元のほうから、「ブーン」とうなるような音が2回。最初は何か分かりませんでしたが、その後歩きながら、近くに蜂の巣があったのかもと思いました。下から聞こえたのは、帽子のつばで遮られたからかな。

大きな岩、ではなく鉄塔の基礎があります。左の階段を登ります。

鉄塔を過ぎた後、道を間違えました(画像は下山時に撮影)。真ん中から左へ登るのが正解ですが、右に踏み跡があったので進みました。途中で間違いに気付いて、強引に尾根のほうに進んでルートに復帰。昨年の秋に来た時は、途中で後ろから人が来られて、その人が歩くほうへ進んだ(すぐ離されましたが)から間違えなかったのかも。

左のピンクテープがあるトコから登ってきました。前回の下山時、たぶんここで右に進んだようで、見覚えがある道がありました。

さらに進むと、見覚えのある岩がありました。

前回はスズメバチが居たので登りませんでしたが、今回は登ってみました。

明石海峡大橋が見えました。手前の鉄塔がある山は菊水山かな。

こちらは摩耶別山。ピークの右に天上寺の屋根らしきものが見えます。

新穂高のピークも見えます。一旦下ってから50mほど登り返しがあります。

高さは1mほどですが結構高く感じました。

岩の左側を下りていくと藪漕ぎがあります。腰あたりまであるところも。

登り返したところに山頂らしき場所がありました。11時40分、新穂高(648m)に登頂。山頂はあまり広くないです。アプリの地図を見たら10mくらいズレてましたが、つい先日発生した太陽フレアの影響かな。

そのまま藪漕ぎしたほうが楽ですが、引き返します。

さっきの岩の手前。左に行けそうにも見えますが、無難に右へ進みました。

三枚岩という岩場がありました。某サイトの航空写真を見ると3つに分かれた大きな岩を確認できますが、著作権の関係でキャプチャー画像は使えません。

なんとなく登れそうに思いますが、まだ先は長いし、まず下りないといけないし、滑落したら誰にも気付かれなさそうなので寄り道しませんでした。

注意しながら歩いてたので、ほぼ間違えることなく鉄塔まで下りました。ここまで来たら道迷いはなさそうですが、さっき音がした場所を通ると、今度は上から音がしたので足早にその場から立ち去りました。

ということで、新穂高から無事下りてきました。長くなるのでここで区切ります。

後編へと続きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

画像アプリを変えたら、いい感じの色合いに変わった!

今回は、画像アプリについてのお話です。

画像アプリは、RAWデータの現像用と画像編集用の2種類使ってますが、どちらも現在使用してるPCが使えなくなると、もう使うことができなくて(分かる人には分かる話)、それを使うために古いOSを使い続けてましたが、そろそろアップデートを考えないといけない状況になりました。

新しいPCを買って現在の環境も残すという方法もありますが、いつかは使えなくなる時が来るので、その時ドタバタするよりは良いのかなと思います。

使用してるアプリの最新版ではなく、代替のアプリを調べたところ、RAWデータの現像には、カメラに付属してたものを使えると分かりました。とりあえずお試しで使ってみようということで、未修正の状態で1枚だけJPEGに変換しました。やまのぼブログ最初の記事で使用した白山の画像です。未修正ではありますが、明るさやコントラストを調整するだけで使えそうです。

同様に、これまで使用してたアプリでも未修正でJPEGに変換しました。

以前から「なんか空の色が濁った感じやなぁ」と思ってましたが、これが原因だったのか!これまで色を調整しまくってましたが、未修正でこれだけ違うんだったら使わないと損!というか、なんで最初から使わなかったんだろう(自分の環境では使えないと思い込んでいたのもありますが)。

他の画像も見てみると、黄色がオレンジ寄りだったり、赤がマゼンタ寄りだったり、全体的に色相が少しずつズレてるのが多い傾向です。あと明るさも違ったり。空の色が特に気になってたので他はあまり意識してませんでしたが、そういう仕様なのかな。

他の画像を使って修正してみたところ、機能が制限されていて思い通りの修正ができないので、購入するか検討中です。これから全部現像しなおしてブログの画像を差し替えるとなると、かなり時間を要するので難しいですが、気になるものだけ差し替えるかもしれません。

もうひとつの画像編集用のアプリは、主にルート図に文字を入れたり画像にボカシを入れたりするために使いますが、お手頃価格で良さげなのを見つけました。まだ購入検討中ですが、情報収集して考えようと思います。

 

さて、やまのぼブログを作成したのが1年前の6月28日。最初の記事を投稿したのは7月に入ってからでしたが、あれから1年経ちました。今後も、山登りや散策に行って素敵な風景を撮影していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

地獄谷〜荒地山 難易度Dの登頂に向けて

2023年6月4日、日帰りで荒地山に登りました。

過去の山行記録も、いよいよこれで最終回です。1ヶ月ぶりの山登りは前回に続き、地獄谷と荒地山へ。いつもとだいたい同じようなルートですが、今回初登場の「奥高座の滝」と「ブラックフェイス」に行きます。

高座の滝〜地獄谷〜A懸垂岩〜ピラーロック〜奥高座の滝〜キャッスルウォール〜ブラックフェイス〜プラクティススラブ〜荒地山山頂〜黒岩〜キャッスルウォール〜高座谷〜高座の滝という順路で回ります。【注意】このルートには通行禁止区間(後述)が含まれてます。

8時、芦屋駅を出発。今回は阪急芦屋川駅前の広場を通りません。以前は途中で信号を渡って向こう側を歩いてましたが、こちらだとこの先の横断歩道には信号がなく、高低差も少ないので、今後は基本的にこちらを歩くことにしました。今回はカメラを持って行かなかったので、全て携帯で撮影してます。

8時30分、高座の滝に到着。この週は雨の日が多かったので、いままでで一番水量が多かったです。奥にも滝が見えますが、奥が雄滝で、手前が雌滝だそうです。

砂防堰堤の堆砂敷に下りて地獄谷へ。このガレ場も滝のように水が流れてます。

二段の滝はちょっと濡れましたが登れました。

赤い岩の滝は水の流れから離れたところを登るので問題なし。

普段ちょろちょろの小便滝もこの日は大放出でした。

その後は久しぶりにゴルジュへと進みました。

ちょっと段差が大きいところ。初めて来た時は苦戦しましたが、今回はそれほどではありませんでした。

ゴルジュを抜けてA懸垂岩の下に到着。岩の左にある巻道を登りました。

ここからはB懸尾根の尾根伝いに進みます。

振り返ると金剛山や和泉山脈が見えました。

ようやく見つけました、スヌーピー岩。見方によってはムーミンかも?

個人的には目や鼻に石など乗せないほうがいいと思いますがそのまま撮影。

1時間ほどでピラーロックに到着。指が写り込んでしまいました。

朝のうちは天気が良くて、画像では分かりませんが奈良の奥のほうの山も見えました。メインルートの尾根を越えて高座谷に下りて、荒地山第二堰堤の堆砂敷を通りますが、かなり水が溜まってたので、普段通らない高いところを通って回避しました。

10時20分、奥高座の滝に到着。この右のほうにも細い滝があります。

2本の滝の間の岩場を登れるそうなので登ることに。ちょっと厳しかったですが、なんとか登れました。画像は撮ってませんが動画を撮ってたので、動画を切り抜いた画像です。

少し下ってキャッスルウォールへ。3つあるうちの真ん中のルートを登って壁の上に回り込みました。なかなかの高度感です。一番難しいルートは壁の右側面(下から見たら左側面)のことだと思いますが、ここはまだ登れそうにありません。

岩梯子の手前で道をそれてシダの道を進んでいくと、ブラックフェイスがありました。高さ50mほどの大きな壁でロープなしで登るのは無理ですが、左側面の岩場から登れるらしいので様子見したら、なんとなく行けそうなので登ることに。

ブラックフェイスの下にいた、クライミングしてたと思われる人達も後から登ってきましたが、サンダル履いてました。

途中にある幅1mほどのテラスで撮影(この面は登ってません)。これも動画の切り抜きです。画像だとスケール感が伝わりにくいですが、ここには動画を直接アップできないので。

その後、焼岳に行く前に動画用のカメラを購入して、半年ほどは山行に持っていって撮影してましたが、動画編集には手を出せてないし、動画サイトにアップするには至ってない状態です。

ブラックフェイスを登り切りました(側面ですけどね)。前回のゲートロックより高さはあるものの、こちらのほうが登りやすいと思いました。この翌月、難易度Dの西穂高岳に登頂できたのは、これらの岩場である程度の手応えを得られたのが大きいと思います。とはいえ、熟練者レベルには程遠いので精進せねば。

さらに登ってサンデーモーニングスラブやプラクティススラブがあるところへ。ここに来たのは2回目ですが、ここも見晴らし良いです。

これも動画の切り抜き。巨大な岩があります。左のがサンデーモーニングスラブ、手前のが岩小屋のボルダーかな。

下の画像は初めて来た時のですが、当時この右奥にある岩を登ってた人がいたので、腕試しで登ることに。足をかけるところが少なく苦戦しましたが、なんとか登れて振り返ったら、下にいた人たちに拍手をいただきました。スイスイ登れた訳ではないのでちょっと恥ずかしい感じもありましたが嬉しかったです。これがプラクティススラブだと思ってましたが、どうやらそのさらに奥の岩のようで、それには登らなかったと思います。

11時20分、荒地山に登頂して黒岩へと下りていきました。前回見つけて休憩に良さげだと思いましたが、今回も先客が居たので横から撮影だけして、もう少し下りたところの腰掛けられるところで食事休憩しました。

高座谷に下りて堰堤の堆砂敷を歩いたら、ズブズブと沈みかけました。おそらく来た時と比べて水が引いてたので歩けると思って回避せずに進んだと思います。なんとか渡ることができましたが、雨上がりの堆砂敷は要注意と知りました。

 

さて、高座谷を下っていくと工事の足場がありました。さらに、メインルートの合流地点付近に人がいて、「どこから来たのか」と尋ねられて、ここを通ってはいけなかったと気付きました。

あえて言い訳をするとしたら「通り抜けできません」の看板に「解除中」の表示があったりなかったりするのが曖昧に感じてたのと、前回も通れたので今回も通れるとの思い込みがありました。前回は連休中で、工事もまだ準備段階でしたが、今回は足場が組まれてたので、せめてそこで引き返すべきでした。

「自分が行けるかどうか」で判断するのではなく、「ここを管理しているのは誰か」ということも考えて行動しないといけないと深く反省しました。

下記の記事は、その時の反省を踏まえて書いたものです。

yamanobojp.hatenablog.com

13時30分、芦屋駅に到着。難易度高い岩場もありましたが無事下山しました。反省すべき点は今後に活かせていけたらと思います。

 

冒頭でお伝えした通り、過去の山行記録は今回で最後となりました。今後は新たに山登りや散策などしない限り増えることはないので更新頻度が減ると思います。5月以降の山行記録も作成してますので順次投稿していきますが、山行のほうは月2回程度を目標に、ぼちぼちやっていけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

荒地山〜地獄谷 難度の高い岩場に挑む

2023年5月3日、日帰りで荒地山に登りました。

1年ぶり3度目の地獄谷と荒地山ですが、順番を入れ替えてみました。城山経由で荒地山に登り、高座谷を下って地獄谷に入り、風吹岩まで登ってからメインルートで下ります。

ルート図の詳細版。今回初登場の場所もあります。

今回は普段使ってないコンデジを持っていきました。コンデジと言ってもかなり明るいレンズを搭載した機種。たまには使わなきゃと思いましたが、これが裏目に出ました。レンズの周囲に絞りリングがあって、意図せずリングが回って絞り開放の状態で撮影して露出オーバーの画像を量産。RAWで撮影してたのである程度まで修正しましたが、慣れない道具は事故の元ですね。

7時40分、芦屋駅を出発。中央左側の山が荒地山です。

こちらはごろごろ岳へと続く稜線。

川沿いを歩いていきます。

正面に見えるのが城山。六甲山地の最前線の山のひとつです。

8時10分、城山登山口に到着。工事中の看板がありますが、「通り抜けできません」の上に「解除中」の表示があるので通行できるようです。ここを左に進みます。

途中で見晴らし良い場所がありました。

20分ほどで城山(262m)に到着。やや隠れてますが神戸方面の眺望があります。

鷹尾山の南側のピークですが、鷹尾城の城跡があるので城山と呼ばれるそうです。

少し離れたところに鷹尾山(272m)の北側のピークがあります。何年か前に鉄塔が建て替えられたそうで、その工事の際に伐採されて見晴らしがよくなったそうです。

右手に甲山が見えました。六甲山のメインルートからは鷹尾山の稜線に隠れて見えませんが、意外と近かったんですね。

高座の滝への分岐。この時点で絞りリングが少し回っていたようです。

荒地山の岩場が近くに見えてきました。

まだ行ったことない岩場がたくさんあります。

岩梯子に着くと初めて来た人が居て、後ろからも1人来られました。他の2人が先にどうぞと言うので先陣をきって行くコトに。

3回目なので難なく登れました。上から見るとこんな感じでステップあります。

5mほど登っただけで、かなり見晴らしが良くなります。

さらに登ったところに見覚えのある岩がありました。

右にある岩は見覚えありません。

新七右衛門嵓(しんしちえもんくら)の下です。真ん中の隙間をくぐり抜けますが、右の岩を登っても行けそうな感じです。

くぐり抜けたところ。一気に高度が上がって、さらに見晴らし良くなりました。

こんなに登ったっけ?と思うくらいの高度感がありました。

右のほうに口ばしのように飛び出してる岩がありました。

その少し先にテーブルロックがあります。まだ早いので休憩してる人はいません。さらに向こうにも進めそうなので、ちょっと探検気分で進むと、先ほどの初めて来た人がついてきました。事情は伝えましたが同行を希望されたので、探検はほどほどにして無難そうなほうに進みました。

大きな岩がいくつかありました。また改めて探検しようと思います。

一般ルートに復帰して9時40分、荒地山に登頂。この先の目的地が違うので、ここで案内役は終了。軽く休憩した後、またまた初めての道を下りていくと休憩に良さげな場所発見!黒岩というそうです。先客が居たのでまたの機会に立ち寄ろうと思います。

ところどころに石積みがありました。昔は何かあったのかな。

キャッスルウォールの下を通りましたが、ここでロープクライミングしてるのを初めて見ました(壁の上に人が居ます)。この山行の半年前にロープクライミングの講習を受けましたが、さすがに確保者居ないと登れないし、そもそも道具もないですからね。

もし登るとしても、もう1回講習受けてからじゃないと無理かも。

高座谷を下りる途中に滝がありました。この前か後か忘れましたが、登ってきた人が「メインルートが大渋滞しているので、この道を登ってきた」と言ってました。

その情報通り、メインルートは大渋滞でした。ゴールデンウィークの登山は初めてですが、これほどまで多いとは。少しの区間ですが流れに逆らうので、申し訳なく思いながら下りました。すれ違い待ちの間に地獄谷を挟んで向こうの山を撮影。この時カメラの絞りリングが回っていたのに気付いて調整しておきました。

10時50分、地獄谷に入りました。砂防堰堤の堆砂敷に土石流感知のワイヤーがあるので、切らないように気を付けて進みます。正面のガレ場を登ると地獄谷ですが、今回はちょっと冒険して左上に登っていきます。

ゲートロック、ロープクライミングにも使われる壁です。

奥穂高岳に登った時、涸沢で向かいのテントの人が「穂高に登れるなら大丈夫」と話されてて、動画などを見た上で、とりあえず実物を見てみようということで来ました。

で、行けそうなので登りました。途中のテラスまでの高さは5mくらいだと思います。ということで、今回のメインイベント。

「ゲートロックを登ってみよう!(ロープ無しで)」(←おい!)

横にはクライミング用のボルトがありました。

ここからがちょっと難しく、熊本城の石垣のように上に行くほど急になる感じで、オーバーハングしてるところもありますが引くに引けないので登ります。

ところが、途中で手を掛けようとした岩の上にトカゲ参上。追い払おうとしてもなかなか逃げなくて、しばらく身動きとれなかったですが、なんとか登り切りました。

高さは15mくらいあると思います。テラスでの休憩とトカゲ待ちを合わせて15分くらいかかりましたが、早い人は数分で登るそうです。

メインルートを登る人が見えました。

そして、さっきのトカゲと同じようなのがいました。一緒に登ってきたのかな。検索したらニホントカゲだそうです。

ゲートロック横の壁。岩の色が白っぽいから、崩れてから年月が経ってないのかな?と思って調べたところ、2008年の7月に崩落したそうです。下のガレ場はこの崩落で出来たのかな。

ゲートロックからさらに登っていくと、ピークの辺りで休憩してる人がいました。そこから谷のほうへ下りていくと、ホワイトフェイスという壁がありました。

さて、地獄谷まで下りて二段の滝の下に着きましたが、どうやって登るか迷ってる感じの60代くらいの人がいました。どうやら地獄谷は初めてらしく、「休日で人が多いから誰かに案内してもらおう」と考えてたようで、さらに「女性でも行けると聞いた」とのこと。もしかして、「山をなめるなおじさん」ならぬ「山をなめてるおじさん」ですか。

全くの初心者ではないのだろうと思いますが、レベルが分からないので、巻道を探してそちらに行ってもらって、自分はいつも通り登ることに。

赤い岩の滝は巻道使わなくても行けると思いましたが、その後も巻道使わずに登るというので、ルートを示して下から見守りながら登ってもらいました。

とりあえず地獄谷は終了。

ロープ場を経由してA懸垂岩の上へ。

途中で休憩しながら尾根を進みました。カメラを出し入れした時に絞りリングが回ったようで、これ以降は絞り全開の状態でした。

ふと空を見たら環水平アークが出てました!はじめて見たのでテンション爆上がりで撮影したものの残念な画像に。一番マシな画像で補正しましたが、実際はもっときれいでした。環水平アークは太陽の中心から46度下に離れたところで、太陽光が氷の粒で屈折してできる現象で、太陽高度が68度前後の時にはっきりと現れるそうです。計算サイトで確認したところその高さでした。

さてさて、尾根道はいろんなルートがありますが、まだ2回しか歩いたことがなく、自信を持って案内できるほど熟知していた訳ではありません。

メタボチェッカーを通っていきます。

気を付けて歩いたつもりでしたが、間違えてB懸垂岩跡に登ってしまいました。向こうに見えるピラーロックに行くために一旦下りて登り返します。なぜ間違えたのかは、翌年歩いた時に分かりました。

ということでピラーロックに着きました。下のところで少し休憩。絞り全開だったのもあり奥のほうがボケてます。

風吹岩に向けて登っていきます。

13時25分、風吹岩に到着。ここまで来たら任務完了ということで解散。出会ってから2時間、いろいろ考えながら行動してつかれたのでしばらく休憩しました。この画像は下りる途中の見晴らし良い場所から。

急な岩場は今回も巻道で下りました。

30分ほどで高座の滝まで下りて、15時5分、芦屋駅に到着。

撮影の設定ミスは残念でしたが、難しい岩場を登ることができて山の経験値は上がったかな。1日に2回ガイドするのも珍しい経験でしたが、まだまだ経験不足なので、もっと経験を積まなくてはと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。