前編はこちら↓
改めてルート図。後編は一軒茶屋から山頂に登るところからです。
車や自転車に気を付けて渡ります。
山頂下の休憩所。自転車のラックがありますが、あぶれたのか横になってました。右下は魚屋道(ととやみち)の有馬方面への道です。
休憩の前に山頂へ向かいます。坂道と階段がありますが、今回は坂道で。
冬場は凍結して滑ることもあります。
開けたところから大阪方面がよく見えます。
金剛山の右に大峰山、左に台高山地と思われる稜線がうっすらと見えます。
10時55分、山頂に到着。人がいないタイミングで撮りましたが、そこそこ人がいました。
三角点(左)とその標識。
西のほうに丹生山系と思われる山が見えました。六甲山系と合わせて六甲山地に含まれるそうです。右手前の山は湯槽谷山かな。
ということで、黒岩谷西尾根を登って登頂しましたー。
休憩所に向かう途中、正面に見えるのは六甲山(むこやま)神社の山かな。奥に北摂方面が見えました。
20分ほど食事休憩してから後鉢巻山に向かいました。取り付きは左の電柱の横です。以前は山を巻くように道路がありましたが、震災で崩落したのでトンネルが作られて道が付け替えられました。
11時30分、後鉢巻山(898m)に登頂。基地局があって山頂標識は見当たりません。薮が深いと聞いてましたが、刈られてたので難なくたどりつきました。この山が芦屋市の最高峰という説と、最高地点(最高峰は蛇谷北山)という説があり、どちらが正解なのか分かりません。
一軒茶屋に戻って靴紐を結び直して、11時45分、下山開始。わりとすぐに迂回路がありました。神戸市のサイトには「通行注意」とありますが「通行禁止」ではありません。昨年1月に登りで歩きましたが、撮影してなかったので再確認しに行きます。
登山道の幅の半分ほど崩落して、さらに途中で木が張り出してます。
崩落箇所の下には堰堤があります。堰堤まででも10m以上ありそうです。
この道幅なら通れますが、さらに崩壊が進むと通れなくなりそうです。木が張り出してるところを通る時は、崩落箇所に身を乗り出すような形になります。
現状は各自の判断で良いと思いますが、基本的には迂回路を使おうと思います。時間も数分しか変わりませんからね。しばらくすると30人くらいの児童の集団が登ってきました。悪いお手本見られなくてよかった(汗)。その後にも登る人が続いて5分くらい待ちました。
その後も何度かすれ違い待機がありました。
七曲りを下りたところで渡渉します。渡渉したら左右どちらに進んでもいけますが、右のほうが少し近いです。
登りの時に通った場所に戻ってきました。
住吉川を渡渉して、雨ヶ峠への登り返しが始まります。
雨ヶ峠の少し手前に、住吉道の分岐があります。
山頂方面に行く時は、ここを右に下りていきます。
12時45分、雨ヶ峠に到着。少し休憩してから下山を再開すると、はじめて見る花を発見。コアジサイというそうです。なんか小さくてかわいい花だなと思いました。
荒地山の分岐に来ました。この奥のほうに進みます。沢が流れてます。
しばらく歩いていくと、ちょっとした広場があります。
宝寿水という湧き水があります。以前来た時に飲んだ記憶がないので、手のひらで受けて3回いただきました。おいしかったです。荒地山の東側には陽明水と宝泉水という水場があるそうですが、現在通行できないそうなので、通行できるようになったら行ってみようと思います。
段差が大きい登りがあります。歩きつかれてペースが落ちてきました。
左から来ましたが、水場を通らないルートを進むと右から登ってきます。
大きな岩がありました。
13時50分、なかみ山(537m)に登頂。眺望はありません。
また大きな段差があったので、よじ登りました。
14時、荒地山(549m)に登頂。
久しぶりなので山頂標識の場所を忘れてて、探してたら近くにいた人が教えてくれました。今回はこの奥から登ってきて、標識を背にしてたので気付きませんでした。15分ほど休憩して、最後のおにぎりを食べました。山頂からの道は3本ありますが、南側に下りていきます。
14時20分、黒岩に到着。今回で3回目ですが、人がいなかったのは初めて。
良い眺めです。
名札のラベルがはがれてますが、「一本松の黒岩」と書かれていたようです。
岩の下は結構高さがありました。
テーブルロックからの眺めも良いですが、こちらのほうが大阪方面も見えて開けてる感じです。
遠くにうっすら見えるのは淡路島かな。
荒地山南側の岩場が見えます。
岩場の上のほう。
岩場の下のほう。
10分ほど景色を堪能しました。
岩から下りる前に上から撮影。
荒地山に登り返して、山頂広場を右に進みます。
5分ほど下りたところにも広場があり、そこから岩場の下りが始まります。
木のハシゴは見覚えがありますが、ハシゴは使わず左に回り込んで下りました。
この岩も見覚えがあります。初めて荒地山に登った時に食事休憩した場所でした。
左から歩いてきて眺望が良かったので撮影して、そのまま真っ直ぐ(画像の右方向に)進みましたが、この左下から岩の向こうに下りるのが正解でした。
間違えて進んできたところ。ここを下りていくと見覚えのある岩があって、新七右衛門嵓の上だと気付きました。下りられなくはないと思いますが、予定ルートに引き返しました。
岩梯子の前まで下りてきました。
こちらが下りてきた岩場。岩梯子を迂回する場合はここを通りますが、これを迂回路と言っていいのかというくらいの、初心者向きではない登山道です。
高座の滝の分岐に工事予告がありました。「解除中」なので進みます。
ごろごろ岳へと続く稜線。真ん中あたりが475mの標高点のトコかな。
工事の資材運搬用の索道があります。
人が通るとセンサーが反応して「カッコウ」の鳴き声の後に「工事中です。気を付けてお通りください。」というアナウンスが流れました。
工事が終わる10月頃に、資材を搬出するために通行制限がかかるそうです。
鷹尾山(272m)に到着。下山途中なので登頂という感じではないです。2月に登った甲山が見えました。
城山(262m)に到着。ベンチに座って少し休憩。おにぎりはもう無いので、1袋残ってたカロリーメイトを消費しました。
10分ほど下りたら急に暗くなりましたが、目が慣れたら大丈夫でした。
大阪方面が見える場所まで下りたら、登山口まであと少し。
16時25分、城山登山口に到着。以前は時計や温度計があったそうです。
17時、芦屋駅に到着。9時間45分の長丁場、やはり後半はペースが落ちましたが、なんとか無事終了しました。
黒岩谷西尾根は、道迷いの心配は少ないと思いますが、危険箇所は多いと思います。荒地山は、まだまだ歩いてないところも多いので、もっと歩き回りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。