やまのぼブログ

山登りなどの記録

ポンポン山 北摂の低山でカタクリ観賞

2023年4月8日、日帰りでポンポン山に登りました。

ポンポン山は京都府京都市西京区と大阪府高槻市の境界に位置する北摂山系の山で、関西百名山、近畿百名山、大阪50山に選ばれてます。江戸時代には加茂勢(かもせ)山と呼ばれてたそうですが、山頂で足踏みするとポンポンと音がすることからポンポン山と呼ばれるようになったそうです。

特徴のある名前なので以前から地図上では知ってましたが、カタクリの群生地があると知って、花が咲くこの時期に行くことにしました。

神峰山口(かぶさんぐち)バス停からポンポン山に登り、天王山のほうに下って山崎駅まで歩きます。1週間前に歩いた京都一周トレイルほどではないですが、まあまあ長い山歩きです。

9時頃、高槻駅に着いて、駅の北口から高槻市営バスに乗って神峰山口バス停で下車。駅から15分ほどですが民家と畑が混在し、すぐ近くに芥川が流れる長閑な場所です。

9時35分、行動開始。しばらく歩いたところで新名神が見えました。山の斜面に作られてるのがわかります。

神峯山寺(かぶさんじ)を通過。お寺は峯でバス停は峰、なんで?と思いましたが、峯が本来の漢字で、峰が常用漢字だからかな。

新緑があざやかでした。

ここも台風被害の倒木が多く、伐採されたトコは見晴らしが良くなってました。

先日の京都一周トレイルでも歩いた東海自然歩道を歩きます。整備されていて歩きやすい道です。途中から舗装されてない林道になりました。

1時間弱で本山寺(ほんざんじ)に到着。どちらに進んでも合流するので少し寄り道。

苔むした石垣がいい感じ。お堂などの写真は撮影してませんでした。

天狗杉という大きな杉がありました。山頂までの標高差が50mくらいになりましたが、アップダウンが続きます。

この辺りもクマが出るようです。

登山道に倒木が横たわってました。

11時30分、ポンポン山(679m)に登頂。足踏みしましたが、ポンポンという音はしませんでした。

大阪方面や京都方面が見えました。これは大阪方面。以前は眺望がなかったそうですが違法に伐採されたそうです。眺望あるほうが気分いいけど、そういう事情を知ると良い感じがしません。

お昼時でさらに登ってくる人が増えそうだし先も長いので、食事が終わったらすぐ山頂をあとにしました。

カタクリの群生地に到着。食害を防ぐための防護ネットで覆われてました。

扉を開けて中に入ります。もちろん中に入ったら扉は閉めておきます。

カタクリの花、はじめて実物を見ました。

晴れると良く開くようですが曇りがちだったので、開いてるのは少なめでした。

次は最盛期の快晴の日に来てみたいです。

またまた倒木。処理作業のため通行止めのルートもありました。突如天気が崩れてアラレが降ってきて、雨予報ではなかったけど急変したら嫌だな、と思いながら早足で下っていると、登山アプリから道間違いのアラート。分岐のところで誤って東海自然歩道のほうへ進んでしまいました。歩きやすい道だったので、自然とそちらに足が向いたようです。

ルート復帰して下っていくと、倒木で道が塞がってました。

と思ったら左のほうから行けました。

天気が回復して、開けた場所から京都方面を一望できました。正面には1週間前に登った比叡山、右に見えるのは鈴鹿方面の山々かな。

ズームすると京都タワーの右に観音像や清水寺、右手前に東寺、左に知恩院などが写ってました。

コバノミツバツツジの群生地を通っていきます。

ツツジのトンネルを歩いてるようでした。

沢を渡って登り返し。ちょっと道が悪いところもあったような(記憶が曖昧)。

西山古道入口にある動物除けのフェンスを出たら道路沿いを歩いて、また登山道に入ります。少し通り過ぎましたがアラート出る前に気付きました。西山古道は、西山三山(善峯寺、光明寺、楊谷寺)を結ぶ道だそうです。

また道路に出た後、畦道みたいなところがあり、どう進むのか迷いながらも進んでいくと歩きやすい道になりました。

ここにもコバノミツバツツジが咲いてました。

15時、天王山(270m)に登頂。取り付きのところで少し迷いました。京都の大山崎町の山で、この麓で山崎の戦いが行われたことから「天下分け目の天王山」と呼ばれるようになったそうです。

眺望はあまりなくて、かろうじて見えた方面。撮影した時は分かりませんでしたが、方向的に生駒山地かな。

撮影以外ほぼ歩いてたので20分ほど休憩しました。山頂は広々としてます。

天王山から下りる途中、大阪方面が開けてるところがありました。

かなり下りてきました。向かいの小高い山は石清水八幡宮がある男山です。この間を桂川、宇治川、木津川の三川が並行するように流れていて、宇治川と木津川を隔てる背割堤には約1.4kmもの桜並木がありますが、満開から1週間以上経過して、前日まで3日ほど雨の日が続いたので、ほとんど散っていたようです。

駅の手前の踏切で少し足止めされましたが、15時55分、山崎駅に到着。

カタクリの花目当てでしたが、コバノミツバツツジもたくさん見ることができました。眺めが良い場所もあり、特に難しい要素もなく、気軽に楽しめる山だと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。