やまのぼブログ

山登りなどの記録

摩耶山 行者の道から氷の道へ

2023年3月30日、日帰りで摩耶山に登りました。

前月に続き摩耶山の行者尾根を登ります。今回は出発前に桜見物してから登山口まで歩き、掬星台から杣谷峠を経て、縦走路の途中でサウスロードに寄り道してアイスロードで下山します。

六甲道駅からバスに乗って観音寺バス停で下車。桜のトンネルへ行く前に、何ヶ月か前に知ったハンバーガー屋さんに行って腹ごしらえしました。

その後、近くにある桜のトンネルへ。ちなみにここを市バスがくぐり抜けるように走ります。「桜トンネル南」という交差点から見ただけですが、久しぶりに行って満開の桜のトンネルを見れました。

9時50分に出発して15分ほどで青谷道登山口に到着。登山道を30分ほど歩いて行者堂跡から行者尾根へと進んで20分ほど登ると「命崖」があります。

崖をトラバースして進みますが、普通に歩けるくらいの幅はあります。それよりここに生えてる樹木こそ命掛け、生命力のすごさを感じました。

奥まで進んだところ。さすがに落ちたらヤバそうな高さですが、ここで上に登ります。この下の谷は老婆谷(ばばだに)というところで難度が高いそうです。

登ったところからの眺め。歩いてきた青谷の向こうに神戸の街と港が見えます。

命崖から先はそれほど危険ではありませんが、岩場の経験が無いとたいへんだと思います。

ツツジが咲いてました。

奥に見えるピークで縦走路と合流します。ここから20分ほどかかりました。

11時45分、掬星台に到着。遠くのほうは霞んでよく見えませんでした。

ガーデンテラスは見えます。

先月の山行で歩いた山寺尾根の下り口にあった注意書き。たしかに滑りやすかったです。

20分ほど休憩して掬星台をあとにして、少し歩いたところにミツマタの花が咲いてました。

摩耶別山には登らずに舗装路を歩いていくと、以前からよく見かける虫みたいなものがあり、検索して正体が判明。ヤシャブシの花でした。花粉症の原因にもなるのだとか。荒れた土地でも育つそうで、六甲山地の緑化のために植えられたそうです。

あと得体の知れないオレンジ色の何かが付着してたけど、樹液酵母と呼ばれるものだそうです。初めて見たのでビックリしました。縦走路の途中の分岐でサウスロードへ。南側だから眺望が良いのかなと思ってたけど、全然良くないどころか途中から藪漕ぎに突入。背丈くらいあるトコもあって足元を見ながら進んだけど、踏み跡あるほうに進んでいくと、なんだか見覚えのある道。。。

さっきと同じ道やん!引き返してなんとか脱出できたけど、ヒヤヒヤもんでした。

藤原商店のところで縦走路を離れアイスロードへ。

アイスロードは厳冬期に池で作った氷を運ぶために使われた道だそうです。

古そうな堰堤がありました。

堰堤の少し下流にやや幅広めの渡渉あり。大雨の後は通れないかも。

カールしたススキ発見。ススキってこんなにクルクルになるの?って驚きました。

ちょくちょく見かけた花、検索したらコタチツボスミレという名前でした。

終盤に二段の滝がありました。収まりきらなかったので別々に撮影。

登山口からは車に気を付けながら道路を歩いていきます。

車で何度か走ったことはあるけど、こんなオブジェがあったとは。

この橋を渡ったことも、下の道を通ったこともあるけど、登山をしなければこうやって眺めることはなかったかも。

だいぶ下りてきましたが、まだ標高200m以上あります。

六甲ケーブルの駅を過ぎて、さらに下っていきます。

なんか要塞みたいなマンションがありました。

神戸大学のキャンパスの横を通っていきます。

15時30分、阪急六甲駅に到着したところで山行は終了して駅近くの銭湯へ。普通の銭湯だけど高濃度炭酸泉がありました。普通のお湯よりも足のつかれが取れると思うけど、普通の銭湯であるトコ少ないので、また利用したいと思いました。

行者尾根はまた何度も行くと思うけど、サウスロードはあまり歩きたくない道でした。いろんな花を見ることができて春を感じる山行でしたが、また違う時期にも登りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。