やまのぼブログ

山登りなどの記録

六甲山 好展望の岩と今季最後の氷瀑

2022年2月26日、日帰りで六甲山に登りました。

またまた六甲山ですが、山頂方面には行かず七曲滝の氷瀑を見に行きます。百間滝にも行こうと考えてましたが、行くことができませんでした。

行きは渦森台から天狗岩を経由して山を越え、帰りは石切道で住吉台方面に下山。全体の約4割が今回はじめて歩く道です。

JR本山駅前バス停から始発のバスに乗って、約15分で渦森台4丁目バス停に到着。労せずして標高300mまで来ました。7時10分、行動開始、あ、携帯落ちた。。。携帯が身体とカメラバッグの間に挟まってたのに気付かず、動いた時に落ちてしまいました。本体は無事でしたが背面のガラスケースが損傷。割れたの初めてだったので軽く凹みました。幸先悪いスタートですが、気を取り直して参りましょう。

柵と注意書きがありましたが、車の進入防止とキャンプ利用者へのお願いなので、静かに通行すれば問題ないようです。

標柱が倒れてるあたりで渡渉します。この谷は西山谷というバリエーションルートで、標柱には「熟練者向」と書かれてます。(倒れてていいのか?)谷には進まず尾根を目指します。対岸に渡るとすぐに急登が始まりました。

ヤシマ作戦?(違う)

前半はかなりの急登でしたが、後半はさほどキツくなかったです。

開始から1時間ほど歩いて天狗岩(769m)に到着。岩の上に立つと一帯を見渡せました(岩の画像は撮り忘れ)。まずは東から。撮影時は認識してなかったけど、稜線の真ん中でガクっと下がってるのは荒地山の岩場と思われます。

モヤっとしてて大阪湾の対岸は見えません。

手前の山で隠れてますが、神戸の街は海と山に挟まれてるのが分かります。

正面に見えるのは油コブシかな。右奥には摩耶山が見えます。

天狗岩から少し進むと、休止中の六甲有馬ロープウェー表六甲線の支柱がありました。

縦走路に合流して数分のところに、みよし観音という像があります。1964年、大阪空港の近くで墜落した飛行機から最後の乗客を救出しようとして命を落とした客室乗務員の行動を讃えるために建立されたそうです。

六甲ガーデンテラスを過ぎて、日陰に入るとまだまだ雪が残ってました。

極楽茶屋跡から下りたところで振り返って撮影。前回よりも雪が多かったです。

七曲滝の手前まで来ました。

川べりの水が凍ってて、氷瀑のほうも期待できそうです。

10時頃、七曲滝に到着。全体の5割程度かな。前回と比べると上出来でした。

落差は約25mあるそうだけど、この部分だけで10mくらいかな。

別の角度から。右側に間が空いてるのは水が流れて凍りにくい部分と思われます。

さらにアップで撮影。

近くで見ると、表面がでこぼこしてるのが分かります。

最後にもう一枚。今シーズンはこれで見納めだけど、また見に来たいと思います。

さて引き返します。高巻きする箇所のロープが張り替えられたようです。あと根の露出が多くなってて、もしかしたら前回は落ち葉で見えなかっただけかもしれないけど、この道もそのうち崩落が進んで通れなくなるのかな。途中で汗を拭こうと思ったらタオルがない!滝に戻ったら落ちてました。危ない危ない。

さて、前回行けなかった百間滝方面(七曲滝とは別の谷筋)に行こうとして、一旦有馬方面に下ってから谷に入ろうとしたけど、最初の堰堤を巻く道が分からず、10分ほど経ったところで断念。ということで撤退します。画像は七曲滝の上流です。極楽茶屋跡で昼食休憩。普段30分ほどなのに40分ほど休憩してたので、もしかしたら近くに居合わせた人とお話してたのかも(記憶が曖昧)。

みよし観音の手前で石切道へ。何箇所か凍結してるところがありました。特に撮影してなくて、1時間ほど下りてきたところで1枚。この辺りから管理用と思われる舗装路になりました。

石がたくさん積み上げられた辺りで休憩。近くで堰堤か何かの工事が行われてました。

くさびが打ち込まれた跡が残る岩。見た感じ古そうだけど昔の人が割ったのかな。石切道という名前通り、この辺りから石が切り出されていたそうで、その石が御影の浜に運ばれ、船で各地に運ばれたことから「御影石」と呼ばれるようになったそうです。ここで舗装路をそれて山道へ。やや大きめの石がごろごろして歩きにくい道でした。登山口まで下りて前回歩いた道に合流して、住吉台の住宅街から長い階段を下りて、15時10分、渦森橋バス停に到着。バスに乗って山を下りました。

山登りを始めて最初の冬が終わりました。本格的な雪山にも行ってみたいけど、装備の購入や雪山講習などでお金がかかるし体力的にも気になるところ。その前に、夏山のほうも北アルプスなどの登頂に向けて、岩場の練習していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。