やまのぼブログ

山登りなどの記録

六甲全山縦走 東半分編

2021年10月29日、日帰りで六甲全山縦走の東半分の山を縦走しました。

西半分の縦走はこちら。

yamanobojp.hatenablog.com

【注意】今回も縦走の参考になるような画像は少なめです。

前回に続き、縦走路の東側半分、市ヶ原から宝塚までを歩きます。新神戸から市ヶ原までは本来の縦走路ではないので、余分に歩くことになります。西側の縦走路と比べると、途中で住宅街に下りることがなく、前半はケーブルカーなどで下山可能ですが、後半は交通機関がありません(芦有ドライブウェイの宝殿IC付近にバス停がありますが、本数がとても少ない)。また途中で1時間近くエスケープルートがない区間もあります。

例のごとく三ノ宮駅から歩いて、7時35分、新神戸駅から登山開始。布引の滝は観覧場所からは何度か撮影してるので道の途中で撮りました。

五本松堰堤を通過。夏場と比べて気温が低いのもあってか順調に進みました。

天狗道は岩場もありますが、こんな感じの歩きやすい道もあります。

途中で脇道発見。寄ってみたら眺望が良い場所でした。

9時55分頃、掬星台に到着。新神戸から休憩込みで2時間20分、前回より1時間10分も速いペースです。今回は摩耶山の山頂(702m)には寄りませんでした。

王子公園の観覧車(中央下寄り)やスタジアムが見えました。

かなり時間に余裕ができたので、摩耶別山(715m)を下りてから少し寄り道して穂高湖へ。

しばらく道路沿いを歩いて、神戸市立自然の家を過ぎたところで山道へ。六甲山までは緩い登りと思ってたけど意外と急な道。歩いてたら地面が赤っぽいところがあって、見上げたら紅葉してました。

ちょっと寄り道して三国池へ。この辺りから別荘地帯を通ります。道がいろいろあるので、どれが縦走路か分かりにくかったです。

12時頃、記念碑台に立ち寄って少し休憩。この記念碑台を過ぎてからが要注意!少し歩いたら右に入るのが正しいルートだけど、道なりに進んでしまって、すぐに気付いてルート復帰。さらに進むとゴルフ場が見えてきました。

フェンスに覆われた通路を通ってゴルフ場を抜けていきます。

海の向こうに友ヶ島と淡路島が見えました。

休止中の六甲有馬ロープウェー表六甲線の支柱があります。再開の見込みはないけど、撤去も難しいので休止扱いのままだそうです。

穂高湖の近くでも見かけた花。あとで調べたらシオンって出てきました。

見晴らしの良い道が続きます。

12時50分、六甲ガーデンテラスに着きました。六甲枝垂れというオブジェがありますが、すでに寄り道しすぎて時間が押してきたので今回は立ち寄りません。20年ほど前までは回る十国展望台がありました。十国とは、山城、大和、摂津、河内、和泉、紀伊、丹波、播磨、淡路、阿波を指し、これらを見渡すことができるとのこと。

ガーデンテラスを過ぎると観光施設や別荘などは無くなります。

これはウメモドキの実かな。

アザミが咲いてました。名前はよく聞きますが初めて見ました。

黄葉がきれいでした。

六甲山の山頂まで、あと少し。ここからの眺めもいい感じです。

13時45分、六甲山の山頂(931m)に到着。撮影だけしてすぐに下りました。

前年秋に新設された休憩所で15分ほど休憩。すぐ近くにある一軒茶屋の自動販売機で飲み物を補充して再出発。日没まで3時間を切りましたが、残りのコースタイムが4時間以上あるので、少し巻いていきたいところです。

後鉢巻山(うしろはちまきやま、898m)は登らず、震災後に完成したトンネルをくぐります。しばらく歩いて登山道に入り約1時間で船坂峠に着いて少し休憩。六甲山より東側は倒木がそのままのところが多かったです。単に倒木が多いのか、それとも神戸市とそれ以外の市の予算の違いなのか。船坂峠の手前の水無山(みずなしやま、804m)は記録も記憶もありません。

眺望が良いところに出て、眼下に甲山(かぶとやま、309m)が見えました。左のほうには阪神競馬場も確認できます。

甲山の向こうに見える緑の線、何かなと思ったら武庫川でした。それにしても、下っては登るの繰り返しで、なかなか標高が下がりません。大平山(おおひらやま、681m)には立ち寄らず、譲葉山(ゆずりはやま、東峰は514m、東西南北の4峰あるらしい)と岩倉山(いわくらやま、488m)は記録も記憶もありません。

日没まで時間はあるけど、背の高いスギかヒノキの森に入るとかなり暗く感じました。他に藪漕ぎの箇所があったり、人と出会うこともほとんどなかったので、日が落ちてから一人で歩くのは避けたい区間です。

17時25分、塩尾寺(えんぺいじ)に着きました。ここまでは薄暮の状態でヘッドライトなしで歩けましたが、少し休憩してるうちに暗くなりヘッドライトを点けました。ここから林道歩きになります。まだ標高350mくらいで、あと300m下ります。

15分ほど下ると伊丹や尼崎方面の夜景が見えました。というか夜景が見えるのを知っていたので、三脚持参して日没後に到着するよう時間調整しました。伊丹の空港を離陸した飛行機の航跡が左に写ってるけど、露光時間10秒だったので短いです。

今日1日歩いたご褒美といったところでしょうか。

ここから標高差200mの急坂を下って、18時30分、宝塚駅に到着。休憩込みで11時間、アプリの記録では歩行距離約27km、累積標高約1750mでした。この山行記録を書いている時点でも日帰りでの歩行距離の最長記録です。

靴紐の締め方と、下山時の歩き方がよくなかったため、右足の小指が激痛とともに腫れあがり(骨折したのかと思った)、その後小指の爪が丸ごと剥がれました。

ということで、2回に分けて六甲全山縦走路を歩きましたが、いつかは1日での縦走にも挑みたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。