やまのぼブログ

山登りなどの記録

摩耶山 天狗道とカスケードバレイ

2021年7月18日、日帰りで摩耶山に登りました。

富士登山の練習第3弾は2度目の摩耶山です。本番まで1週間を切ったので、これが最後のチャンス。これまで自力で下山したことがなく、今回も下山できないようだとキャンセルも考えたほうが良いかもしれません。

今回のルートは、新神戸の登山口から市ヶ原を経て、天狗道という尾根の道で山頂に向かい、摩耶別山、杣谷(そまたに)峠を経由して、杣谷道を下って登山口へ下山するルートを計画しました。新神戸へのアクセスは前回同様、三宮から徒歩で。地下鉄やバスでも行けるけど、待ち時間等考えたらさほど変わらないし、ウォーミングアップにもなります。下山後は一番近い阪急六甲駅まで歩いて30分、JR六甲道駅までは40分かかります。今回は途中でバスに乗りました。

さて、今回も出発が遅くなり10時45分登山開始。軽量化のためカメラは持参せず、画像は携帯で撮影しました。1枚目は布引貯水池。これだけ見ると神戸の中心部から1時間弱の景色とは思えません。

市ヶ原から少し進むと天狗道への分岐があります。まず稲妻坂、結構な急登で何度も休憩をはさみながら登りました。途中で大きく下った後に登り返して天狗道、六甲山のロックガーデンのような道でした。

「え?これ登山道?」って思ったけど、これを登ります。このブログを書いてる時点では難なく登れるけど、当時はそんな印象でした。

14時10分、摩耶山の山頂に到着。眺望はありません。三角点の標高は698.6mで、公式では702mだけど周囲にそこまで高いところはありません。そのくらいは誤差の範囲なのかも。 地図を確認したところ三角点から西に約50mのところが最高地点のようです。

登山開始から3時間30分で掬星台(きくせいだい)に到着。眺望は圧倒的にこちらのほうが良いし、大勢の人が休憩できる広々としたスペースにベンチや水場などもあるので、敢えて山頂に行かなくてもいいかも。

食料は途中で消費してて残ってたのはおにぎり1つだったかな?(記憶が曖昧)自動販売機で飲み物を補充して、休憩短めで移動再開しました。

あじさいはまだまだ見頃。

国民宿舎のオテル・ド・摩耶(旧摩耶ロッジ)。入口に張り紙があって、この年の3月で営業を終了したとのこと。一度も行ったことはなかったけど、なんだか残念。このあと摩耶別山(715m)に登ったけど、どこが山頂か分からないまま下りました。

さて、杣谷峠から杣谷道を下山します。小さな滝が続くので別名カスケードバレイとも呼ばれ、江戸時代の末期に外国人居留地を避けるために西国街道を付け替えたことに由来する徳川道の一部でもあります。当時作られたであろう石垣からその歴史を感じました。

10分ほど下ると登山道の脇に大きな岩。これがズリ落ちてきたら、と想像しただけでも怖いので足早に通り過ぎました。

何度か渡渉箇所があったけど、1ヶ所で対岸が分からず、砂が堆積した川沿いに進むと明らかに堰堤の上で行き止まり。引き返して登山道に合流できました。その堰堤の下でしばらく休憩。涼しくて気持ちいい〜。

というか、かなりヘトヘトだったので15分か20分ほど休みました。その間に誰も通る人はいません。時間の関係もあるだろうけど、もともと人が少ないルートなのかも。日没まで2時間以上あるけど、早めに下山するに越したことはありません。

この堰堤のように水が伝ってるのは、ずっと見ていたくなります。六甲山地は市街地に近く、土砂災害も多かったので砂防堰堤がたくさんあります。

17時40分ごろ登山口に到着。近くの自動販売機で飲み物2本買って休憩したあと、標高差100m近い急坂を下って18時過ぎにバス停到着。体力消耗してたのでバスに乗って駅まで運んでもらいました。

まだまだ課題はあるものの、3回目の登山で自力で下山することが出来ました。登りのルートも下りのルートも、どちらも結構ハードでしたが、徐々にレベルアップして普通に歩けるようになりたいと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。