2021年7月23日〜24日、1泊2日で富士山に登りました。
富士山は山梨県と静岡県にの多くの市町村にまたがる、言わずと知れた日本で一番高い山です。富士箱根伊豆国立公園に属してます。日本百名山に選ばれ、2013年には世界遺産にも登録された富士山には毎年多くの登山者が訪れますが、この年は例年の1/3以下となりました。山登りには15年ほど前から興味があり、富士山にも登ってみたいと思ってましたが、2020年の年明けに、富士山に登ったことがある友人に勧められたのをきっかけに始めようと思いました。(その年は行けませんでしたけどね)
はじめての富士登山は登山ガイド付きのバスツアーにしました。初心者だしペース配分なども含め、ガイドがいるほうが安心できますからね。富士宮ルートと吉田ルートがありましたが、吉田ルートにしました。主に3大都市圏のツアーがあるけど、お鉢巡りしたいので、時間的に一番余裕がある東京発のツアーを選びました。(諸事情でお鉢巡りはできませんでしたけどね)
さて、その東京は2回目の緊急事態でしたが、自分が住んでいる地域ではまだ出ておらず、ワクチン2回接種していたのもあり行くことにしました。
新幹線を使えば当日でもバスの出発時刻に間に合うけど、念のために前日のうちに東京へ移動。開会式を翌日に控えた会場を外から見物。
記念撮影の順番待ちの列ができてたけど、自分は記念撮影しないので、人が入れ替わりで居なくなった時に撮影。別件の用事を済ませた後はおとなしく宿にこもってました。
ツアー当日、10時すぎに東京駅の八重洲方面へ。復元された駅舎がある丸の内側とは全く雰囲気が違いますね。この近くで集合して出発しました。新宿からの参加者も加わって20数人。人数制限されてるので乗車率は半分くらいでした。高速道路が渋滞してて、富士スバルライン五合目に14時到着予定だったけど1時間近く遅れたと思います。
着替えや準備などして15時50分に出発。天気が良くないので雨具を着用しました。カメラケースもレインカバーかぶせたので携帯での撮影です。スバルラインの途中で大雨降ってたので心配したけど、さほど降られませんでした。
途中まで緩やかな下り、その後六合目に向けて登り返します。今回も登山アプリを使用してますが、六合目までのログが取れていませんでした。
16時30分、六合目に到着。雨が止んだので休憩の間にガイドさんの指示で雨具を脱いだけど、出発してしばらくするとまた雨が降り出して雨具を着用。
ツアーは2人連れの方が多かったけど、1人で登ってる若い男の人が居て、途中で声をかけてお話ししてるうちに同行させていただくことになりました。
1時間ほど歩いて小休憩の時に虹が出てるを見つけて撮影。これは携帯の画像だけど、カメラでも撮影してた(撮った時には虹が薄くなってた)し、雲を抜けているので、すでに雨具を片付けてたと思います。
18時過ぎ、七合目の小屋が近付いてきました。ここからは「少し歩いては小屋」が続きます。
すっかり雲の上に出ました。飛行機では経験あるけど、地上ではたぶん初めて。
もうすぐ日没だけど、山に隠れて見えません。
東の空に月が出てました。実際はまだヘッドライトが要らないくらい明るいけど、月の模様が見えるように明るさ調整したらこうなりました。月の軌道と山の斜度が近いのか、登っても登っても、月が同じような位置に見えました。この辺りから岩場が続いたけど、完全に暗くなる前に抜けたと記憶してます。
20時30分、宿泊場所の白雲荘に到着。食事はハンバーグ付きのカレー(味はノーコメント)、デザートにはドーナツとようかん。あと翌日の食事などを渡されました。小屋も人数制限してたので1人1つの布団があり、寝るときは袋状のフェイスマスクをかぶってくださいとのこと。22時までには寝たと思います。といっても仮眠しかできないけど。0時前に目が覚めて出発準備、0時45分に出発しました。この時点で5〜6人が離脱。高山病の症状が出たり、足を痛めた方が数人いて、一緒に参加された方と共に夜が明けてから下山されたそうです。小屋の標高は3200m、標高2位の北岳よりも高い場所なので、ここから先は国内で他に高いところはない状態です。
前日は大渋滞したらしいけど、あまり渋滞することなく、途中で何度か休憩しながら登って、3時20分、吉田ルートの頂上に到着。近くの小屋で豚汁をいただきました。800円だったかな。かなり寒かったので温まったけど高い。高山病気味で頭が痛かったので迷ったけど、お鉢巡りに参加することにしました。同行の方も参加するとのことで一緒に行きます。ガイドさんの都合で他のツアーの人と合流することになりました。
夜明け前にオリオン座が見えるのは知ってたけど見つけられなくて、でもボツにした画像には半分だけ映ってました。
さて、お鉢巡りではなく剣ヶ峰までの往復とのこと。神社の開門時間の関係と言ってたと思うけど、個人的には一周したかったので残念。日の出時刻は4時48分だけど、4時30分までに移動開始したので、中途半端な場所でご来光となりました。
剣ヶ峰が近付いてきました。最後の急登は砂や小石が多くて滑りやすかったです。
5時過ぎに山頂到着。3776m、日本で一番高い場所です。記念撮影の順番待ちとかいろいろ撮影したりで20分ほどいました。
影富士が見えました。さすが日本一の山、影も大きいです。
お鉢巡り改め山頂往復の参加者の列、20人以上居ました。
またいつか登りたいと思います。
火口も大きいです。いろんな地層が重なり合ってるのが見えました。
画像中央の右下にある鳥居から下山します。6時30分に下山開始。途中の分岐で誤って須走ルートに進んでしまうこともあるそうなので、分岐を見落とさないよう注意が必要です。
途中で整地の重機が来るのをよけながら下っていきます。(重機は撮ってません)
赤い砂や小石が多いけど、白い岩が露出したところもあります。
1時間ほど下りてきたけど、まだまだ先は長い。同行の方は元陸上部とのことで、途中でついていけず別々になったけど、七合目で待ってくれてたので合流できました。
9時30分、五合目に到着。ログがうまく取れてなくて、火口の上空を飛んだみたいになりました。
休憩所で仕切りのところにこんなのあったけど、その締切とちゃうやろ!
着替えてゆっくりして気付いたらバスの出発時刻。あやうく置いていかれるところでした。
帰りは温泉に立ち寄って昼食休憩して、新宿でバスを下りて電車で東京駅へ。そのままバスに乗るよりも早いのと、新宿から品川に行っても変わらなかったので。東京駅からは在来線を乗り継いで富士駅に向かいます。東海道線の0キロポストがありました。
富士駅の近くで宿泊。駅周辺に食事できそうな場所がなかったので、夜食はコンビニで買いました。
翌日、カーシェアで車を借りて観光。
まずは富士山本宮浅間大社へ。
無事登頂&下山できたことに感謝。
隣にある湧玉池(わくたまいけ)は、富士山の伏流水が湧き出ているそうです。
さらに車で30分ほどで白糸の滝へ。ここも富士山の伏流水が吹き出しています。子供の頃に富士山の麓に白糸の滝があるのを知って、写真を見て「行ってみたい」と思ってたけど、なんか違う。どうやら「白糸の滝」という2つの情報が混ざっていたようで、写真で見たのは軽井沢の白糸の滝でした。まあこれはこれで良いんだけど。
白糸の滝の方角から富士山を見ると剣ヶ峰が手前に来るので山頂の形が三角に見えました。
最後に、静岡に来たからには「さわやか」に行きたい!ってことで、浜松駅で途中下車して行ってきました。で、注文したものが運ばれてきました。「あれ?割らないの?ジューってしないの?」と思ったら、どうやらもっと大きいサイズのやつだけのようで、なんか消化不良気味。いや、お肉は消化できましたけど。
その後も順調に電車を乗り継いで無事帰還しました。ということで、はじめての富士登山が終わりました。技術的な難易度は高くないけど、防寒対策は必須だし、高山病になる可能性もあるし、無謀な登山者が少しでも減ってほしいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。