やまのぼブログ

山登りなどの記録

立山 はじめての北アルプス&テント泊(後編)

前編はこちら↓

yamanobojp.hatenablog.com

2日目は4時前には起きてたかな、というかテントが風でバタついてあまり眠れませんでしたけどね。食事して外に出ると、山のほうにヘッドライトの灯りがちらほら見えました。

4時55分頃、ほんのりモルゲンロートの剱御前。

右回りにぐるっと一周。

はじめて設営したテント。強い風が吹いてたのか、張り綱やフライシートの文字がブレてます。で、濡れた靴はまだ逆さにしてます。家から富山までスニーカー履いてきたので、テント場ではそれを履いてました。

しばらくして剱岳にも陽が当たり始めました。

前剱の辺りに人が見えました。もしかしたらもう登頂してる人いるかも。ちなみに滑落事故が一番多いのは前剱からの下りだそうです。

自分もいつかあの頂に立てるのかな?と思いながらしばらく眺めてました。7時に出発予定でしたが、前日のつかれ&寝不足状態なので、奥大日岳の登頂を取りやめて身体を休めました。

8時頃からテント内を片付け。1時間ほどかかって終わった頃には日が高くなってました。

さらに1時間ほどかけてテントを撤収。靴も乾いてました。

名残惜しいけど、そろそろ行かないと。10時20分、移動開始。

チングルマが咲いてました。撮影した時には何か分かりませんでしたけどね。チングルマは草ではなくて木というのが驚きでした。

30分くらい登ったところで少し休憩。

剱岳の右のほうに白馬岳(しろうまだけ)が見えました。特徴的な形なので分かりやすいです。

剱御前小舎が見えるけど、なかなか着きません。

かなり登ってきました。もう少し。

11時30分、別山乗越(2760m)に到着。

反対側には地獄谷や雷鳥沢のテント場が見えます。

大日岳方面。奥大日岳はまたの機会に登りたいと思います。

雪渓を歩く人は剱岳の帰りかな。自分も剱岳帰りと間違われて声を掛けられることもありました。

剱御前小舎で飲み物を買って長めの休憩。剱御前もパスしました。12時頃に行動再開して5分か10分ほど下りたところで大きいほうを催してきました。登り返すのもたいへん(この画像よりもっと下りてたはず)なのでそのまま下りることに。急ぎ足で歩いたり、なんとか頑張りましたが40分くらいで限界。登山道から少し離れて、ザックを下ろして非常用グッズを取り出して最悪の事態は免れました。これも経験ですね。密閉袋に入れたけど、家に帰るまで持ち歩くことになるので気が重い。

さて、テント場が近付いてきました。スペースは十分あります。

川まで下りてきました。

仮設の橋を渡って、その先の階段を登るとテント場。あともうひと踏ん張り。

この川は称名川で、落差日本一の称名滝へと流れていきます。

13時35分、雷鳥沢キャンプ場(2280m)に到着。

初日歩いた真砂岳から別山への登り返し。

別山乗越方面、思ってたより長かったです。

2回目のテント設営、張り綱の方向が微妙だけど初日よりうまく出来ました。というか雨が降らなければこのくらい出来たはず。近くでどこかの高校の登山部がてきぱきとテント設営してました。

天気良すぎて顔や手がかなり日焼けしました。日焼け止めの塗りが甘かったかも。手が腫れて、手袋してなかったので、もしかしたら虫刺されもあるかも。テントの中が暑くて、中で横になるのは無理でした。

飲み物調達しに雷鳥沢ヒュッテへ向かう途中、雪渓の下の雪が融けてスノーブリッジ状態のところがあって、こんなになってたら踏み抜き怖い!と思いました。画像は戻る途中に見かけた自衛隊の方々。10人くらいの部隊が3組くらい通ってました。演習なのかな。

陽が当たらなくなって、ようやく涼しくなってきました。

最終日は天気が良くない予報なので、立山はこれで見納めかも。日が暮れて雲が出てきたので星空は諦めて、19時くらいにはテントに入って食事して早めに横になりました。夜の気温は10度前後だったけど、3シーズン用のシュラフでも寒く感じました。あとで考えたら就寝用の服が薄かったのが原因かも。

1時30分頃に目が覚めて、外を見たら星が出てたので星空撮影。ピント合わせたつもりだったけど今回も合ってませんね。一応、夏の大三角方面です。

 

3日目、最終日の朝になりました。あとは室堂まで戻るだけ。たぶん6時までには起きてたと思う(記憶が曖昧)。地面が濡れてるから夜中に雨が降ったのかも。天気が崩れる予報なので早めに撤収(2時間近くかかったけど)して、8時45分、出発。

10分ちょっと歩くと、自分がテントを設営していた場所には、すでに誰かが設営してました。

火山ガス濃度の検知器。結構匂いしてたけど、まだ注意レベルではないようです。

防災箱、中身は見てないけど、悪意のある誰かが持ち去ったりとかないのかな。

池塘が見えてきましたが、ガスガスです。

みくりが池温泉には寄らなかったけど、どうやら数日前から臨時休業してたようです。

前回は地獄谷を歩く人の姿が見えました。みくりが池越しの立山も見れなかったので、初日に撮っておけばよかったな。

9時40分、室堂ターミナルに戻ってきました。天気が良くないし長居しても仕方ないので10時発のバスに乗って下山しました。

バスの中から称名滝が見えました。ちなみに翌2023年、白山に行ったあとの観光で滝のすぐ近くまで行きましたが、すごい迫力でした。

美女平で11時発のケーブルカーに乗り換えて立山駅に到着。駅近くの日帰り温泉に行こうと思ってたけど、どこも受付休止状態でした。

12時発の電車に乗って13時10分、電鉄富山駅に到着。ちょっと贅沢して白えび丼をいただきました。

富山に来たのは8年ぶり。前回は工事中だった駅舎も完成して、富山ライトレール改めポートラムは南北繋がってました。小倉のモノレールみたいに駅から出てくるのが、なんかカッコいいなと思います。電車やバスで行ける入浴施設を調べて、ポートラムに乗って銭湯で汗を洗い流しました。まぁ下界は暑いのですぐに汗かきましたけどね。富山駅に戻って高速バスで帰路につきました。

ということで、はじめての北アルプス&テント泊終了。またひとつ新たな扉を開くことができたけど、まだまだ未熟なので経験を積んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

立山 はじめての北アルプス&テント泊(前編)

2022年8月1日〜3日、立山を縦走をしました。

立山は富山県の東部に位置する北アルプス北部の山で、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つのピークの総称です。日本百名山、新日本百名山、花の百名山に選ばれ、日本三大霊山のひとつでもあります。豪雪地帯で、毎年立山黒部アルペンルートの開通時には「雪の大谷」が見られることでも知られ、標高2450mの室堂まで交通機関でアクセスできるので、登山のみならず観光客も多い山です。

北アルプスの中では難易度が低いということで、はじめての北アルプス登山に選びました。そして今回、はじめてのテント泊です。1日目は室堂ターミナルを出発して立山から別山まで縦走し(余裕があれば別山北峰に寄って)、剱沢へと下りて宿泊。2日目は別山乗越を越えて(余裕があれば剱御前に寄って)雷鳥沢へと下り、荷物を軽くしてから奥大日岳に行こうと考えてましたが、予定を変更して登りませんでした。3日目は室堂ターミナルへ戻って下山します。縦走といえるのは実質初日だけですね。

夜行バスに乗って5時50分、富山駅前に到着。予約しておいた立山黒部アルペンルートのきっぷを電鉄富山駅の発券機で発券して、6時5分発の立山駅行きに乗車。

車窓の景色を見てるとギザギザした山がありました。あれが剱岳、いつか登りたいな。登れるのかな。

立山駅に到着して7時20分発の立山ケーブルカーに乗り、美女平で7時40分発の立山高原バスに乗り継ぎます。アルペンルートを利用するのは2回目。前回は2008年に扇沢から富山へ通り抜け。室堂の滞在時間は2時間弱で、みくりが池や立山室堂山荘など散策したけど、ガスって残念な状態でした。

8時30分、14年ぶりの室堂に到着。今回は晴れてよかったです。登山届はインターネット経由で事前に提出しました。

立山玉殿の湧水という湧き水、冷たくてとてもおいしい水です。ハイドレーションとウォーターパックに計4リットル入れたかな。テント泊装備、カメラなどと合わせて総重量20kg超えで普段の倍以上あります。はじめての北アルプスなのに負荷かけすぎ。これは携帯の画像、やはり携帯のほうが空の色が濃いめに出ます。

8時50分、登山開始。高い部分の右が雄山、真ん中が大汝山、左が富士ノ折立です。雄山の右の鞍部が一ノ越で、まずはあそこを目指します。

立山の左方面。右寄りの高い山が別山、中央左の鞍部が別山乗越(べっさんのっこし)です。

同じく右方面。左の山が浄土山。立山、別山、浄土山を合わせて立山三山と呼ぶそうです。

室堂から山頂までの標高差は約550mだけど、テント泊装備で登るのがどれだけたいへんか、この時はまだ知りませんでした。

雪渓を何度か渡ります。チェーンスパイクを持ってたけど装着するほどではありません。一ノ越までは石畳の道が整備されてます。

雪渓の真ん中からの景色。8月でもこんなに残ってるんですね。

立山室堂山荘の後ろに見えるのが奥大日岳。真ん中のぴょこっとした小さな突起が山頂です。

小休憩を取りながら1時間以上登ってきました。登山道は歩きやすいけど思ってたよりキツいです。

10時15分、一ノ越(2700m)に到着。

これまで見えなかった北アルプスの山々が見えました。

あのトンガリは、ひょっとしなくても槍ヶ岳じゃないですか!穂高はちょっと雲に隠れてたのが残念。はじめて見て嬉しかったのと、いつか登りたいと思って眺めてました。槍ヶ岳の左には野口五郎岳が見えます。

近くにいた方が笠ヶ岳(右端の山)を教えてくれました。槍ヶ岳と笠ヶ岳の間にある高い山は水晶岳と思われます。

20分ほど休憩して景色を堪能したので行動再開。あと300m、ガレ場を登ります。

大日岳の向こうに富山平野が見えました。

お地蔵様は、どれだけの登山者を見てきたのかな。

後半は少し登っては休憩を取ってました。一ノ越から雄山までは色分けされた目印があり、登りが赤、下りが黄色です。難しくはないけど荷物が重いのでキビシイ。

12時頃、雄山に到着。一ノ越から1時間半かかりました。まだ最高地点ではないけどとりあえず日本百名山3座目です。雄山の最高地点は雄山神社の祠がある場所で、そこに行くためには登拝料700円必要です。

黒部峡谷の向こうにある後立山連峰は雲に隠れてました。

受付で登拝料を払って、ザックをデポして最高地点に向かいます。

前の方々と入れ替わりで登ります。

雄山(3003m)に登頂しました。祈祷中は撮影禁止です。

祈祷開始までの待機中、少し雲が取れてきました。

山頂から黒部ダムが少しだけ見えます。祈祷して頂いた後、バンザイ三唱して終了。次々と人が来たので、先に済ませておいて良かった。

食事の準備しながら、向こうに見える山は何かなと思ってたら、近くに居た地元の方が「鹿島槍」と教えてくれたので、こんなに近くに見えるんやー、と思ってました。食事してるうちに雲に隠れてしまったので雲が取れるまで粘って撮影。手前にある雪渓は御前沢氷河、国内に現存する氷河の一つで2012年に氷河と認定されたそうです。

帰って調べたら、中央右が針ノ木岳、真ん中が蓮華岳、左端が赤沢岳でした。そもそも黒部ダムより南に鹿島槍はないですよね。こどもが多いと思ったら、地元の方いわく、富山では小学校の行事で立山登山をするとのことでした。

なんだかんだで1時間ちょっと経過。少しゆっくりしすぎたので先を急ぎます。向こうに見えるはずの剱岳は雲で隠れてます。

眼下には山崎カール。幅約400m、長さ約600mあるそうです。

雄山神社の裏側。すごいところに建ってますね。

縦走路は思いのほか岩々してました。

13時30分、大汝休憩所に到着。

ここを登ると最高峰の大汝山(3015m)だけど、予定より時間が押してるので、山頂には立ち寄りませんでした。

少しなだらかな道になりました。左には剱岳が姿を現しました。

雷鳥発見!ヒナもいます。

敵から身を隠すため、晴れてる時にはあまり姿を現さないそうだけど、雲が広がってるから出てきたのかな。

もう1羽発見。あまり近付き過ぎないほうがいいけど、登山道のすぐ近くを歩いてました。

はじめての北アルプスで見れてラッキーでした。

13時55分、富士ノ折立(2999m)の下に来たけど、ガスにすっぽり覆われてたのと、時間や体力の関係もあってここもパス。富士ノ折立を過ぎると急な下り坂。荷物が重いので下りも結構厳しいです。

室堂の上空も雲に覆われてます。

かなり下りてきました。下に見える雪渓は内蔵助氷河で、こちらは2018年に氷河と認定されたそうです。

はじめて見る高山植物。紫の花は画像検索によるとヨツバシオガマ。左下の小さな白い花は、西穂高岳でも見かけたイワツメクサです。

以前歩いたみくりが池や立山室堂山荘が見えます。こうやって俯瞰して見ると全体のスケール感が分かります。右にある地獄谷は火山ガスの濃度が高くなり、2012年から立入禁止となってます。

ケルンの奥に山頂が見えてきました。

14時40分、真砂岳(2861m)に登頂。なだらかだけどラクではありません。

別山への急な登り返し、ガスに覆われ冷たい風が吹いて、さらに地獄谷からの火山ガスの匂い。ちょっと辛い状況が続きましたが、徐々にガスが薄くなりました。

15時55分、別山(2874m)に登頂。目の前には雲をまとった剱岳がありました。10数年前、映画「劔岳 点の記」を見て、いつか見たいと思っていた山です。

少し待てば雲が取れるかも、ということで待つことに。別山神社の祠がありました。

歩いてきた稜線。真砂岳からも意外とアップダウンがありました。

そうこうしてるうちに、徐々に雲が流れていきました。

願いが届いたのか雲が取れて、感無量になりました。

まだ少しガスってるけど、これでも十分。

と思ってると、すぐ隠れたりして。

別山北峰も時間がないのでパスしました。テント場は見えてるけど時間かかりそう。ちなみにブログ開設時からヘッダに表示してる画像はこれを加工したものです。

立山方面もガスが取れて、いい感じになってきました。

なんだかんだで20分経過してたので行動再開。

この雪渓の左に登山道があります。

剱岳を眺めながらの山歩き。急斜面の下りで何度か靴の後ろを岩にこすってしまいました。

剱岳の左側。中央のピークが剱御前。中腹には剣山荘からの登山道が見えます。

さらに左側。別山乗越から人が下りてくるのが見えました。

30分ほど下りてきたけど、まだまだかかりそう。

別山乗越からの登山道に合流。ここを下りるのに40分かかりました。

合流地点からさらに20分以上歩いて、やっとテント場が近付いてきました。

17時30分、剱沢キャンプ場(2520m)に到着。十分スペースありました。予定では16時30分までには到着できると思ってたけど、見積もりが甘かったです。受付で手続きしてテント設営してると、途中で小雨が降りだして、張り綱を張る頃には本降りに。当初は降る予報ではなかったので油断してました。こまめに確認しないとダメですね。最低限のことだけしてテントの中に退避。つかれてたからか食事はあまり喉を通りませんでした。りんごのドライフルーツがあったので食べる。つかれた時にはやっぱり甘いものですね。

結局2時間くらい降って、雨が止んでから外に出ようとしたら、登山靴の片方に雨がかなり入ってました。とりあえず逆さにしておく。たぶん22時頃には横になったと思うけど、雨が止んでも風が強くて、張り綱がちゃんと張れてないからなのか、単に風が強いからなのか、テントがバタバタしてたのと火山ガスの匂いが漂ってあまり眠れませんでした。

0時30分頃、目が覚めて外の様子を見ると満天の星空。初めて天の川を見れて感動しました。はくちょう座のあたりを撮影したけどピントが合ってなかった。無限遠じゃダメなんですね。ちょっと前に軽量小型の三脚を購入して今回はじめて使いました。あまり高く伸ばせないけど重くなるよりは良いし、遮られるものがない場所に移動すれば良いだけなので特に不満はありません。

ということで、いろいろあった1日が終了しました。

後編へと続きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

摩耶山 新しい登山靴を履き慣らす

2022年7月17日、日帰りで摩耶山に登りました。

摩耶山も何度か登ってますが、改めて説明しておきます。兵庫県の南東部、六甲山地のほぼ中央に位置する標高702mの山で、神戸市灘区にあります。忉利天上寺(646年創建)に空海が摩耶夫人像を安置したことから、摩耶山と呼ばれるようになったそうです。

関西百名山、ふるさと兵庫100山に選ばれ、六甲山と同じく周辺の山域は瀬戸内海国立公園に指定されています。山頂付近の掬星台(きくせいだい)からの夜景は『1000万ドルの夜景』と称され、麓からケーブルカーとロープウェイでアクセスが可能なことから一般の観光客も数多く訪れる山です。登山道は尾根や谷に複数のルートが整備されてますが、バリエーションルートもあり、様々な山行を楽しむことが出来ます。

北アルプス登山に向けて新しい登山靴を購入したので、今回は靴を履き慣らすための山行です。何度か試したいけど、とりあえず1回目は家の近所を歩くだけにして、今回2回目の使用になります。

さて、軽量化のためカメラを持参しなかったけど、なんと、携帯でも画像を撮ってませんでした。当時はブログを作る予定ではなかったけど、まさか1枚も撮ってないとは。(今回の画像は全て過去記事で使用した画像です)

とりあえずルート図。新神戸駅から天狗道を経由して掬星台までの往復です。今回は布引の滝を通らないルートで行きました。ちなみに実際は三ノ宮駅から歩いてますが、他の山行での街歩きと比べて長い信号待ちが多いのと、途中で寄り道などの可能性があるので、三ノ宮〜新神戸駅間はノーカウントということにしてます。

さて、10時5分、新神戸駅を出発。稲妻坂や天狗道の急登を歩いて、13時10分、掬星台に到着。今回荷物を減らしたけど、秋に登った時よりも45分遅かったので、やはり気温の影響が大きいのかな。

20分休憩してから下山開始して、16時5分、新神戸駅に到着しました。

 

以上!(汗)

なんとも寂しい山行記録になりましたが、今回はここまで。次回、いよいよ、はじめての北アルプス登山です。こちらは盛りだくさんの内容になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

地獄谷〜荒地山 岩場の練習、再び

2022年6月25日、日帰りで六甲山系の荒地山(あれちやま)に登りました。

約1ヶ月ぶり2回目の地獄谷〜荒地山、前回とは少しルートが違いますが、短くなった以外は似たようなルートです。

【拡大図】高座の滝から少し登ったところで地獄谷に入り、次の堰堤の手前まで歩いたらA懸垂岩の尾根に進み、メインルートをまたいで高座谷へ下ります。谷を渡ったら登り返してキャッスルウォール横を登り、岩梯子やテーブルロックなどに寄って、高座谷へと下りて下山します。って書いても分かりにくいですよね。やはり動画を作るべきか。ちなみに、六甲山周辺で地獄谷と名の付く谷は7つあるそうで、その中では難易度が低いそうですが、あくまで他の地獄谷と比べての話です。

8時25分、芦屋駅を出発して、9時15分、高座の滝に到着。少し休憩してから地獄谷に入りました。中央下の岩に水で削られたような跡があるけど、流量が多い時だけ水が流れるのか、それとも別のところにあった岩が転がってきたのかは不明です。

今回も携帯で撮影した画像だけで、枚数少なめです。

二段の滝は、前回よりうまく登れたと思う(記憶が曖昧)。

赤い岩の滝は、前よりも赤々しく撮れました。

岩が乗った滝も、前回ほど難しくはなかったです。

小便滝まで来ました。小さい滝だけど滝つぼがありました。

正面から見ると水の通路ができてるのが分かります。流量が多い時はここへ来るのが難しいだろうから、勢いよく流れてるところはなかなか見れないでしょうね。

さて、前回はここからゴルジュへと進みましたが、今回はすぐ左に登って尾根に進みました。ところがA懸垂岩の上に行く道がわからず、尾根から下りて前回歩いた道に合流。A懸垂岩の下に出たので、再び尾根に向かいました。

さらに進んで細い通路。前回はこの右側の岩を手前から登りましたが、今回はこの通路を進みました。とにかく道がいくつもあって、どれが正解というのはなく迷路みたいな状態になってます。

ピラーロックを通過して、今回は風吹岩には寄らずに高座谷に下りて堰堤の横で休憩。近くにいたグループの1人がモリアオガエル(もしかしたら卵だったかも)を見たと話してました。自分はまだ見たことないけど、六甲山にもいるんですね。

さて、キャッスルウォール横の岩場は前回と同じ真ん中を登ることに。ここも前回よりスムーズに登れました。尾根の手前まで登ったところで撮影。堰堤が2つ見えるけど中央右寄りが先ほど休憩した場所です。

これはたぶん、新七右衛門嵓(しんしちえもんくら)をくぐり抜けたところの横の壁。さすがにここは登りません。

12時10分、テーブルロックに着いたら誰も居なかったのでここで休むことに。途中で何人か来たので少し寄って、30分弱休憩しました。阪神淡路大震災で岩の上部が崩れ落ちて、この形になったそうです。

一般登山道に合流して、岩場の下りも練習しておかないと、ってことで、慎重に下っていきました。途中で一般登山道を右に逸れて下っていくとキャッスルウォールの横に出ました。これが3つあるうちの一番易しいルートのことかな。

高座谷を下りていって、13時30分、高座の滝に到着。軽く休憩してから舗装路を歩いて、14時10分、芦屋駅に到着しました。

ということで、2回目の地獄谷〜荒地山でした。まだまだ岩場の練習必要ですが、少しずつ上達していけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

もしもの時に備えて、ブログを活用できるか

先日ふと思ったこと。

「もし登山中に事故が起きたり遭難した時のために、このブログを活用できないだろうか。」

・事前に山行計画(ルート図付き)を作成
・下山予定時刻+2〜3時間程度で予約投稿
・無事下山したら予約を取り消し
・なにかあったらそのまま投稿される

といった具合。リスクが低い場合はそこまでしなくていいと思うけど、リスクが高いところに行く場合には役に立つかも。携帯不具合等で取り消しできずに投稿されてしまう可能性もあるので、その点は考える必要がありますが。

 

目的は「なにかあったことを知らせること」。投稿されてすぐに誰かが目にする可能性は低いだろうし、日帰りならまだしも、数日間の山行で初日に事故があったら、投稿された頃には「時すでに遅し」の可能性が高いので、「助かる可能性を上げること」に繋がるとは考えてません。救助を目的とするなら、登山アプリの現在地を知らせる機能を活用して身内や知人に知らせるのが一番だと考えてます。

転滑落、落石、低体温症、熱中症、野生動物の襲撃、落雷、雪崩、地滑り、等々、山でのリスクを数えたらキリがありません。これまでの山行は無事に帰ることが出来たけど、これから先もそうとは限りませんからね。

 

このブログを作成した理由は、単に山行記録を残したかったのもあるけど、「自分が生きた証をどこかに残したい」という思いもありました。なので、もしものことがあって最後の山行記録は残せないとしても、「この山に登ろうとしてた、あるいは登ってきた」という記録は残せるかなと。

現在、最近の山行記録と並行して、過去の記録も作成を進めてますが、数回分のストックがあるので、もしものことがあっても当分は投稿され続けますけどね。無料版なので1ヶ月で投稿できる画像の容量制限があるので投稿ペースを調整してますが、たぶん7月頃には完了する予定で、その後は新たに登る山の記録だけで、月1〜2回の投稿頻度になると思います。投稿がなかったら単に山に登ってないのか、それともなにか起きたのか。少なくとも山での事故の場合、終了のお知らせ代わりになるかな、と思った訳です。

まだまだ若いと思ってたけど、すっかり年を取ったということをこの数年の出来事で実感したと同時に、行けるうちに行きたいところへ行こうと思うようになりました。これまで以上に難易度の高いところにも行くかもしれません。もちろん全部行ける訳ではないですけどね。

なんだか重たい感じの文章になっちゃいましたね。山行計画の作成についてはまだ検討中ですが、今後の投稿については上記のような感じになると思いますので、よろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

交野山 山頂に大岩が鎮座する好展望の低山

2024年3月3日、日帰りで交野山(こうのさん)に登りました。

交野山は交野市(かたのし)の山で、生駒山地の北部に位置してます。大阪50山に選ばれ、山頂にある観音岩という大きな岩は麓からも確認できます。

今回は国見山と合わせて登る周回ルートにしました。津田駅から時計回りに進んで国見山、白旗池を経て交野山に登ります。帰りは尾根沿いに下り、源氏の滝に立ち寄って津田駅に戻ります。標準コースタイム3時間程度のお気軽登山です。今回は交野山の近くに住んでいる友達が登りたいということで一緒に登ることに。登山装備はないけど、調べたところスニーカーでも大丈夫そうなので、なんとかなるでしょう。当日は晴れ予報だけど気温が低いようなので羽織るものを多めに用意したり、もしもの時のために水をもう1本用意したり、自分ひとりの時と比べると慎重になりました。

8時40分、津田駅を出発。駅前からも観音岩が見えます(出発時に撮影してなかったので下山後の画像です)。

30分ほどで国見山登山口に着いて登山道に入ります。よく整備されていて歩きやすい道です。

9時45分、国見山(284m)に到着。国見山は枚方市(ひらかたし)にあります。枚方市の最高峰はサンドイッチ山(313m)ですが眺望が開けてないそうで、その点こちらは河内、摂津、山城を一望でき、その名に相応しい山です。

右のほうに比叡山、真ん中左寄りに愛宕山がうっすらと見えます。左の山塊の真ん中あたりがポンポン山、愛宕山の右手前の小高い緑の部分は石清水八幡宮がある男山のようです。

コルゲートのトンネルをくぐってきました。どうやらこの上がゴルフ場で、ショートカットのために作られたようです。登山道横を流れる小川の水量が意外と多くて、低山なのにこんなに水が湧いてるんやー、と驚いたけど、おそらくゴルフ場からの水でしょうね。

白旗池が見えてきました。国見山からは比較的平坦な道が多かったです。

いきものふれあいセンターという交野市の施設があったので少し寄り道。施設横の人工的な水たまりに薄い氷が張ってました。

白旗池をあとにして100mくらいの急な階段を登ると、観音岩が見えました。

10時50分、交野山(341m)に登頂。岩に腰かけて記念撮影のポーズをとってる方もおられました。

かなりの角度があるけど、なんとここを登ってる人がいました。しかも何度も何度も。食事してる時に会話が聞こえてきたけど、どうやらここは行場だったようです。岩場の練習はもっとしたいけど、さすがにここはロープ無しで登る気にはなれません。

大阪市内方面。鉄塔とかぶってるけど、あべのハルカスらしきビルが見えました。

岩の上に登りました。京都方面もよく見えます。

画像では分かりにくいけど、うっすらと六甲山地も見えました。もうちょっと先のほうまで進んだけど写真撮り忘れました。

景色を堪能したので戻って食事休憩。反対側はゴルフ場で太陽光発電もあったりで、景色の落差が激しすぎる。

11時30分、行動再開。みはらしの道という、文字通り見晴らしの良い道を下りて下山しました。登山口の近くにある源氏の滝に寄り道。

12時40分、津田駅に到着。ゆっくり歩いて休憩込みで4時間の山行でした。

低山でありながらとても見晴らしが良く、人気があるのも納得しました。登りやすいので、これから始める人がいたら勧めてみようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

甲山〜ごろごろ岳 西宮の山々と聖地を歩く

2024年2月17日、日帰りで甲山(かぶとやま)とごろごろ岳に登りました。

甲山は西宮市の山で、お椀を伏せたような形状をしており、西宮のシンボル的な存在で、ふるさと兵庫100山に選ばれてます。六甲山地に含まれるものの主稜線から離れた場所にあり、形成過程も六甲山は断層の活動で隆起したのに対し、甲山は火山の噴火によって形成されており、地質も花崗岩のほかに安山岩も見られるなどの違いがあります。

ごろごろ岳は西宮市と芦屋市の境界にある山で、標高から名前が付いたそうですが、岩がごろごろしている、雷が多い、などの説もあるようで、1956年に改名される前は「雷岳」と呼ばれていたそうです。ポンポン山と同様、特徴的な名前なので、山登りを始める前から地図上で存在を知っていた山です。

どちらも興味がありましたが、今回両方合わせて登ることにしました。阪急甲東園駅から出発して甲山に登頂した後、鷲林寺(じゅうりんじ)、観音山(かんのんさん)を経てごろごろ岳に登頂します。下山は苦楽園尾根を経由して阪急甲陽園駅まで歩きます。標準コースタイム6時間程度の山行計画です。

阪急甲東園駅に着いて、8時5分出発。この駅で下りたのは初めてです。晴れ予報だったのですが、なぜか雲が広がってどんよりしてます。

駅前からすでに落ち着いた街並みです。坂を登っていくと、戸建ての家の駐車場に、もれなく高級車があるといった感じでした。つまり、高級住宅街ということです。

学園花通りという高級感満開の名前の道を歩いていくと甲山が見えました。梅園があって梅が満開だったけど、画像がブレてたのでボツにしました。

15分ほど歩いたところで、関西学院大学の正門前に来ました。関西を代表する私立大学のひとつで、甲山を借景にしたキャンパスにはアカデミックな雰囲気が漂っていました。

キャンパスの裏手にある上ヶ原浄水場に向けて標高を上げていくと、北側にある仁川との間に大きな段差があるのが分かります。この辺りは阪神淡路大震災で大規模な地すべりが起きた地域です。さらに登っていくと甲山森林公園の入口に着きました。

この付近は大阪城の石垣に使われた石を切り出した場所で、大きな岩がところどころにありました。

途中にあった休憩所の展望台から。空がどんよりしてるのが残念。公園を歩いてる途中だったか、甲山を登る時か忘れたけど、右足の股関節あたりに少し違和感があったので様子を見ながら歩きました。

比較的新しい感じのお手洗いで用を足しました。利用したから撮影したのではなく、この右奥に進みます。もし無かったら、道なりに歩いてしまいそうな感じ。

登山口は、甲山自然の家という施設の広場の左側にあります。

ようやく登山道になりましたが、すでに標高170mくらいまで登ってきたので、甲山山頂まであと130mちょっとです。

途中から階段になりました。

登山道に入って15分ほどで山頂広場が見えてきました。

9時20分、甲山(309m)に登頂。とりあえず山頂標識を発見。

広場には標識とモニュメントがある以外、何もありません。

西には六甲山が見えました。春から秋にかけては葉が生い茂っているだろうから、さらに眺望はなくなると思われます。

ベンチがあまり見当たらないなと思ったら、広場の外周の低くなってるところに(たぶん10箇所くらい)2つずつありました。おにぎり食べて小休憩。

滞在時間10分ほどで甲山を後にしました。

こちらの道はわりと新しそうで、よくありがちな丸太を模した部材で作った階段がありました。滑り止め加工があったりなかったりで要注意。

北山貯水池に着きました。稜線が重なってるけど、奥の稜線は六甲全山縦走のルートで、水無山、船坂峠、大平山などが見えました。手前左の稜線に、これから登る観音山(かんのんさん)があり、左端辺りにごろごろ岳があると思いますが、どれかは分かりません。北山貯水池は仁川の水を有効活用するために作られた池で、その仁川は水無山や大平山のほうから流れてます。

南東方面は開けていて、金剛山や大和葛城山が見えました。こちらも登ろうと思いながらまだ登れてません。昨年金剛バスが廃業したのでアクセスが悪くなりますが、いわゆる葬式鉄みたいな感じになるので、あえて乗り納めしませんでした。

逆さ甲山。歩道橋から撮影できたら良かったけど、鍵が掛けられて入れませんでした。画像をアップしてみたら、思ってたより暗いトーンで修正するか迷ったけど、修正したところでどんよりした空がスッキリする訳ではないのでこのまま投稿します。

昨年5月の大雨で土砂崩れがあり鷲林寺方面への道は通行禁止になってます。甲山から鷲林寺に向かうには池の北側の墓地を抜けても行けるけど、逆さ甲山を見るため、通行止めと知りながらこちらに来ました。

ということで、大回りします。途中、茂みからガサガサと音がして身構えました。たぶん小動物なんだろうけど、何がいるか分からないし。

右奥から歩いてきたら池(東屋の奥にある)が見えて、そろそろ分岐があるはず、と思ってたら分岐がありました。画像の左へと進みます。

すぐ道路に出ました。神戸市北区と西宮市を結ぶ主要道路で、3年前の山行で利用した「さくらやまなみバス」も走る道。交通量が多く、両側から次々と車が来るので、タイミングを見計らって歩道があるほうへ渡りました。

15分ほど歩くと道路上に大きな岩がありました。

夫婦岩という岩で、以前バスに乗った時に見て、かなりインパクトありました。なぜ残したのかなと思ってたけど、この記事を書く時に調べたら、どうやら除去する日の前に工事関係者に不幸が起きたことが2回ありそのままになっているのだそうです。夫婦の関係を壊すな、ということでしょうか。

鷲林寺のバス停に着きました。観音山に登るだけなら、ここから出発で良いかもしれないけど本数は少ないです。

途中でショートカットの道へ。おそらく当初は木の根で躓かないようにアスファルトで舗装したんだろうけど、持ち上がってたりしてデコボコしてます。

バス停から15分ほどで鷲林寺に着きました。

鷲林寺を知ったのは2年前の秋。都市景観賞を受賞したお手洗いを撤去したという記事を見ました。もともと参拝者用だったのを登山者にも開放していたけど、一部マナーが悪い利用者がおり、檀家の方の寄付できれいなものに建て替えたけど改善されず、苦渋の決断をされたそうです。現在は修行者の更衣室に転用されてるそうで、見ようと思ってたけど探し回るのもなんなので確認しませんでした。

ちょっと心もとない丸太の橋を渡って登山道へ。

歩いていくと、登山道と思われる道の左上の尾根を歩く人影。そっち?と思いつつ踏み跡あるので歩いていったけど、やっぱり違ったようで正しいルートに復帰。

だんだん岩々しくなってきました。

ロープが設置されているところもあるので、岩場に自信がない人や経験の浅い人でも登れると思います。

そろそろ登りが終わりそう。

11時10分、ちょっとした広場に出ました。観音山の山頂ではないけど眺望が良い場所。座りにくいし荷物も置きにくかったけど、ここで食事休憩にしました。気付いてなかったけど、真ん中奥の岩の左面に「観音山」と書かれていたようで、どうりで撮影してた人がいた訳だ。(その手前で休憩しました)

観音山の標高は526mですが、ここは510mほどです。

さてさて眺望、東には甲山と北山貯水池、その左には阪神競馬場が見えます。

南東方面には西宮の中心部。真ん中から右に伸びる線は夙川、その右端の上には西宮神社の鎮守の森が見えます。神社の左が阪神西宮駅付近、中央がJR西宮駅付近、左端が阪急西宮北口駅付近。左下の森は北山公園です。

大阪の上空はモヤっとしてました。こうやって街の景色を見てると、人間なんてホントちっぽけな存在だなと。北アルプスとかの山深い場所もいいけど、身近な風景を見下ろすとスケール感が分かるような気がします。

反対側には、前回登った六甲山や西おたふく山。こちらから、この距離で見るのは初めてなので、また違った感じがしました。右には芦有(ろゆう)ドライブウェイの道や東六甲展望台が見えました。

30分ほど休憩してから行動再開。観音山の山頂は分からなかったけど、ちょっとルートを外れたところにあるようです。鷲林寺からの登山道は4つで、この岩場の手前に右へ下りるルートがありました。

六甲山系らしい両側が笹で覆われた道 with 石段。途中にガベノ城への分岐があったけど、特にお城という感じではなく、展望もないようなので立ち寄りませんでした。

今回のルートはほぼ西宮市内だけど、この辺りは西宮市と芦屋市の境界部分。芦屋市の通報プレートが付いた道標がありました。この辺りが今回一番標高が高い場所(約575m)でした。

芦屋側にはフェンスがあり、すぐ近くまで建物が建ってるところもあります。

奥池というエリアで芦屋の山中にある住宅街ですが、ちょっと曰く付きの場所もあって、個人的にあまり近寄りたくないエリアです。

そろそろかなぁ、と思いながら歩いて、ここを登ったところでふと振り返ると。

あった!(ひとつ前の画像は一旦引き返して撮りました)

12時10分、ごろごろ岳に登頂。「ごろごろ」の表記はひらがなもカタカナもあるそうです。阪神淡路大震災で低くなり現在は565.3mで、断層の向こう側にある六甲山は12センチ隆起したそうです。六甲山系で唯一「岳」が付く山ですが、はっきりしたピークがないので、麓から見ても判別が難しそう。

撮影だけして下山開始。道の途中に大きな石がごろごろしてました。左のほうにもあります。

鉄塔の向こうにポートアイランドや六甲アイランドが見えました。この方向から見るのは初めて。どうやらこの送電線が、風吹岩や前回歩いたの天狗岩南尾根のほうに繋がってるようです。

段差が大きいところは、腰を下ろして岩に手を付いて下りて行きます。

同じ道でも、下から見ると全然違った感じ。

こちらは芦屋浜方面。そういえば、いつの間にか股関節あたりの違和感はなくなってました。

えぐれて深い溝になってるところも。

12時50分、苦楽園尾根登山口に到着。登山口の直前でT字路があり、左に進むとこの階段から下りてきます。右には鉄塔があり、この画像の左に道が続いてるようだけど、こちらに下りるほうが良いと思われます。

そして、ここでようやく晴れてきました。大阪のビルや生駒の山が見えます。苦楽園という地名は知ってたけど、こんなに標高が高いとは知りませんでした。ここからあと200m以上下ります。

この青空、もっと早く欲しかった。この辺りも高級住宅街で、生垣の下には巨大な石垣がありました。苦楽園の南西には六麓荘という芦屋の高級住宅街が隣接してます。

分かる人には分かる坂道に来ました(自分は分かりません)。

県立西宮北高等学校の前の道です。

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」に出てくる通称ハルヒ坂。原作者の谷川流さんは、この高校と関西学院大学の出身だそうです。

ハルヒ坂は下りずに引き返します。ここにも梅が咲いてました。歩いてるうちにまた股関節に違和感が出たので、舗装路歩きが原因なのかな。

再び主要道路(500mほど離れたトコ)に出ました。道路沿いを流れる夙川の水がきれい。

字が消えてるけど、伊之助が出るようです。刀を与えないように(違う)。

立ち寄らなかったけど、近くに越木岩神社があります。

ここも見覚えがある場所。銀水橋という橋の上でした。あとで調べたら、この付近にもアニメに登場するシーンがあるそうです。

よく見ると滝のようなものが見えましたが、ここも寄らずに駅に向かいます。

13時35分、阪急甲陽園駅に到着。この駅を利用するのも阪急甲陽線に乗るのも初めてでした。この駅もアニメに登場するそうで、期せずして聖地巡礼をしたようです。休憩込みで5時間30分の山行でした。

夙川駅で阪急神戸線に乗り換え。夙川は桜の名所なので、次行くとしたら桜が咲く時期にしようかな。

ということで、今回の山行終了です。これまで六甲山系では六甲山や摩耶山の周辺がほとんどでしたが、他にも登りたい山はあるので、ぼちぼち行けたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。