やまのぼブログ

山登りなどの記録

大和葛城山〜金剛山 はじめてのコンカツ(後編)

前編はこちら↓

yamanobojp.hatenablog.com

改めてルート図。後半は水越峠から金剛山に向けて登ります。

11時20分、水越峠(517m)に到着して、大阪府側に少し進んだところにあるゲートから後半開始。ゲートの近くにある東屋は使用できない状態だったので、休憩取らずに歩きました。水越峠まで400m下ってからの600m登り返しです。六甲の縦走路の一番標高差がある鍋蓋山〜市ヶ原〜摩耶山よりもアップダウン大きいです。

30分ほど歩いたところに「金剛の水」という水場があり、コップや泥落としのブラシなどがありました。

コップは見覚えのあるプリンカップでした。なんか久しぶりに食べたくなってきたぞ。ステマか?水は冷たくておいしかったです。

まだまだ舗装路を歩きます。

カヤンボという場所で橋を渡るけど、道なりに歩いてしまいました。3分ほど歩いたところで登山アプリから警告。ある程度コースから離れたら警告が出るけど、道が折り返してるので警告出るまで時間がかかったようです。計5分ほどロスしました。ちなみにカヤンボというのは茅場のことだそうです。

水争いがあった水越川の上流。さらに上流にもみじ谷というバリエーションルートがあり、冬は氷瀑ができるそうです。

尾根に登っていく途中、標識が埋もれてました。

どんどん登っていきます。

旧パノラマ台というところで軽く休憩。

少し眺望が開けて奈良盆地が見えました。

左下に畝傍山(うねびやま)と耳成山(みみなしやま)。右奥の高い山は高見山かな。

その右のほう、国見山があると思うけど、どれかは分かりません。

樹林帯は日差しや風が弱まるし、個人的には景色は時々見れたらいいと思うので、よほどのことがない限り嫌ではないです。

ちょっと開けたところで大和葛城山が見えました。同じくらいの高さまで登ってきたようです。標高1000mの手前あたりから、急登というほどでもないけど階段の連続で、一息つくか迷いつつ登り切りました。関西の山で1000m超えたのは、伊吹山と大台ヶ原に続いて3回目です。大台ヶ原はスタート時点で超えてますけどね。

一ノ鳥居に到着しました。山頂は鳥居の向こうですが反対に進みます。

途中で賑やかな声が聞こえて、少し進むと案内の人が居て、大阪府の最高地点(1053m)があると教えてくれましたが、そちらには寄らずに展望台へ向かいました。ここでダイトレのルートを離れます。2週間後に大会があるようで、練習してる人もいたかも。

南西には和泉山脈。右のほうに岩湧山があるけど、どれかよく分かりません。良い山らしいので行ってみたいと思ってます。真ん中あたりの低いところが紀見峠で、その向こうは和歌山県です。

北には湧出岳。左端の山が金剛山最高峰の葛木岳と思われます。

南東には大峰山脈が見えました。六甲山からはあまり見えないけど、ここからだと結構見えるんですね。

こちらは山上ヶ岳や大普賢岳など。どれがどれかはよく分かりませんが。

こちらは関西最高峰の八経ヶ岳や弥山など。どちらも山奥なのでアクセスがたいへんそうです。

展望台から少し下ったところにカタクリが咲いてました。近くに咲いてるのがなかったのでズームで撮影して、さらに切り取りました。

近くにあったのはまだ咲いてませんでした。

さらに下ったところ、ふきのとうが咲いてました。実物見たことなかったけど、たぶんそうだろうと思って撮影して画像検索したら正解でした。

金剛山ロープウェイの金剛山駅付近に福寿草が咲いてました。福寿草を見るのも初めて。2月頃から咲いてるから、もう終わってるかなと思ってたけど間に合いました。

もっと大きい(直径10センチくらい)と思ってたけど、小さい花なんですね。なかには花びらが傷んでたり終わりかけてるのもあったけど、何度も開いたり閉じたりしてたんやなぁと思うと、その姿も愛おしく思えてきました。金剛山ロープウェイは日本唯一の村営のロープウェイでしたが、2018年の大阪府北部地震後に強度不足が判明し、翌年休止になり、再開されることなく2022年に廃止が決定したそうです。

さて、山頂方面へ向かいます。ちょっと背の高い笹やぶを抜けて、二度目の一ノ鳥居。

最後の坂とのことで、頑張って登ります。

葛木神社に着きました。葛木岳(1125m)の最高地点はこの神社の境内にあるけど、神域となっているので立ち入ることは出来ません。まぁほぼ最高地点ということで登頂としましょう。

山頂から高さ50mほど下りて売店を通り過ぎます。

15時ちょっと前、山頂広場(国見城址)に到着。15時のライブカメラに写るために、人が集まってきました。ちゃんと数えてないけど15人くらい居たかな。1時間単位だと思ってたけど10分おきに記録されてるそうです。翌日確認しようと思ったら、すでに上書きされてました。まぁ、自分は写ってないからいいんですけどね。

昨年、広場の北西の崖が崩落したそうで、崩落が進まないようブルーシートがかけられてました。というか、めくれてたら意味ないのでは。

遠くに六甲山地がうっすらと見えました。かすんでるのが残念。

15時過ぎたらすぐに人がいなくなったので、いつものやつパート2。数日前まで雪が少し残ってたみたいだけど、雨が降ったのと暖かさですっかり融けてしまったようです。

20分ほど休憩して、千早本道(ちはやほんどう)で下山します。あと3km。

少し下りたところに九合目の標識。メインルートなので、とても整備されてました。

途中でつかれてペースが落ちたけど、ちょっと重心と関節を意識してみたら良い感じで下りて行けました。16時10分、千早本道登山口に到着。途中で千早城跡があるけど、今回は距離が長いのでパスしました。ここにもブラシがあったので泥を落としました。六甲山ではほとんど見かけないけど、気付いてないだけなのかな。

駐車場の裏手、川べりに下りていけるようです。

16時15分、金剛登山口バス停に到着。標高は約510mで水越峠とほぼ同じです。

廃止になった金剛バスの乗り場だった場所でバスを待ちます。富田林駅への直通はなくなり、途中で乗り換えになります。このあとの便は17時、18時5分、最終が19時10分ですが、余裕で間に合いました。千早赤阪村は大阪府唯一の村で、いつか行ってみたいと思ってましたが、やっと来ることができました。来たからといって何かある訳でもないですが。登山者の多い山があるにも関わらず、ロープウェイが廃止になり、バスもいつまで存続できるのか気になります。

そのバスですが、故障したそうで乗用車がきました。

千早赤阪村立中学校前バス停で南海バスに乗り継ぎ。

向こうに金剛バスの車両がありました。

17時50分、富田林駅に到着。大阪阿部野橋駅まで直通の準急が来ました。

最後に金剛山と大和葛城山を撮影。徐々に人が増えて満員になりました。着替え持って来なかったので汗臭くて申し訳ない。

ということで、はじめてのコンカツ終了しました。アクセスが悪くなったけど、冬やツツジや紅葉の時期にも訪ねてみようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。