やまのぼブログ

山登りなどの記録

再度山 猛暑の山歩き in 神戸市中央区(前編)

2024年7月20日、日帰りで再度山(ふたたびさん)に登りました。

再度山は六甲山地のやや西寄りに位置する神戸市中央区の山で、近くには再度公園があり、この周辺までが瀬戸内海国立公園の六甲地域に含まれます。7月か8月に北アルプス方面に行こうと考えてましたが、諸事情で遠出するのは控えることになり、近場の六甲で、以前から考えていたこの山域へ行くことにしました。今回もネタ不足対策のため、2回に分けて書きます。

今回のルート図。新神戸駅から登り、城山を経由して再度山に登頂後、再度公園の池を一周し、引き返して諏訪山登山口に下山します。ルートのほとんどが神戸市中央区です。三宮やメリケンパークなど都会や港のイメージが強いかもしれませんが、埋立地を除くと半分近くが山域です。

前日の夜、暑さでなかなか寝付けず、朝起きるのが遅くなりました。今回は標準コースタイム5時間程度、標高も500mを超えませんが、猛暑に近い暑さの中での山行なので、熱中症にならないよう、水分と塩分を補給して臨みます。ちなみにこの画像は石屋川付近から六甲山方面。山頂は前衛峰に隠れて見えません。

こちらは生田川付近から新神戸駅方面。城山などの前衛峰が見えると思いますが、どの山かは分かりません。

9時25分、三ノ宮駅に到着して新神戸駅に向かい、9時50分、登山開始。駅の裏から坂が始まります。ちなみに三宮から新神戸までの間に30mほど登ってます。

少し登ったところに北野道の取り付きがあります。比較的新しそうなお手洗いがありますが、利用したことはありません。

さらに坂を登ると、城山への取り付きがあります。ここから登りますが、その前に少し寄り道します。

砂子橋(いさごばし)です。摩耶山に登る時に何度も渡ってますが、先日ネットでこの橋を見て、撮影したアングルを確認するために来ました。砂子橋は明治30年頃、導水管を渡すために建設されたアーチ橋で、現在もその役割を果たしているそうです。

たぶん、もう少し高い位置からと思いますが、草木が成長してるし逆光なので、同じようには撮れなさそう。葉が落ちた時期に改めて来たいと思います。

登山口に戻って登山再開。この画像はそれほどでもないですが、急登が続きます。そして、虫除けスプレーしてても、かなり虫が寄ってきます。夏でもなるべく肌を露出しないようにしてましたが、今回は暑さ対策で半袖Tシャツと短パン(タイツなし)です。虫を払いながら早めに歩いてたので、一気に汗が噴き出してきました。中止するか迷いましたが続行しました。

神戸布引ロープウェイが見えました。新神戸と神戸布引ハーブ園を結んでます。登る途中に気付きましたが、おにぎりを買うのを忘れてました。短めの山行とはいえ、シャリバテにならないか、ちょっと心配。

稜線に出ると心地よい風が吹いてきました。奥のほうにロープウェイの駅とハーブ園が見えます。

さらに登っていくと、東屋が見えました。

10時30分、城山(323m)に登頂、と思いきや、標識の奥のほうに明らかに高い場所があります。

ということで、さらに高い場所に登ると、瀧山城阯の石碑がありました。ベンチもありましたが、休憩せずに先に進みます。

北野町方面との分岐がありました。再度公園までは2.5kmとのことなので、1時間くらいで着くかな。

続いて市章山方面の分岐がありました。直進しますが、帰りはここに戻ってきます。

再度山ドライブウェイが見えてきました。ここを下りたところに二本松バス停があります。三宮から森林植物園までを結ぶ路線で、4月から11月までの土日昼間に1時間1本程度走ってるので、万が一の時はエスケープ可能です。

道路沿いを少し歩いて、道路の分岐のところで登山道に入ります。帰りは分岐のほうからここに戻ってきます。

城山の登山道に入ってからここまで、まだ誰とも会ってません。

右下にドライブウェイが見えます。高さ15mくらいあるのかな。誤って落石などしないように気を付けないといけないですね。

さて、急に道の状態が変わりましたが、そのまま進んでいくと、道がネットで覆われたような状態になってました。まさかこれをくぐって進むのか?と思いましたが、地図を確認すると少しルートから外れてました。どうやら迂回路があるようです。

引き返すと標識が立ってました。木も置かれてましたが、単に「倒木があるな」程度に思って進んでしまいました。ということで、左の斜面を登ります。撮影してませんが、細い木の根が露出しまくりの、少し歩きにくい道でした。

10分ほど歩くと東屋がありました。善助茶屋跡で、毎日登山発祥の地だそうです。

少し進んだところで縦走路に合流。やっと人に会いました。3年前に全山縦走を2回に分けて歩きましたが、須磨から歩いてここまで来た頃にはヘトヘトでした。

振り返って撮影。縦走路はここを左へ。市ヶ原まで20分ほどです。少し下りたところに大竜寺バス停があります。二本松の隣のバス停で、ここでもエスケープ可能ですが、夕方以降は走ってないので要注意。

自動販売機があります。縦走の時は利用しましたが、今回はもう少し歩きます。

大龍寺は768年創建の寺で、弘法大師が唐に渡る前に参詣し、帰国後に再度参詣したという話があり、それが元で山号が再度山と呼ばれるようになったそうです。バス停の表記と違う(龍と竜)のは、神峯山寺と神峰山口の違いと同じ理由かな。

縦走路を歩いていくと、再度公園方面の分岐があります。縦走の時に、徳川道みたいな雰囲気だな、と思った場所。今回は標識も入れて撮影。再度越(ふたたびごえ)というそうです。

少し歩いたところに再度山の取り付きがあります。あまり登る人はいないだろうと思ったら、計6人すれ違いました。

ロープがあるところもありましたが、使わなくても登れます。そろそろかな?と思ってたら、最後にすれ違った方が、「もう少しです、山頂まで」と言ってくださりました。顔に出てたのかな。

11時30分、再度山(470m)に登頂。ちょっとしたスペースがありました。

手前にも同じくらいの広さのスペースがあり、そこからの見晴らしがよかったです。右寄りのピークがおそらく城山、左端のピークはハーブ園がある世継山かな。再度山は市街地からはほとんど見えない場所にあります。撮影したらすぐに下山しました。

とりあえず中間地点ということで、ここで区切ります。

後編へと続きます。

最後までお読みいただきありがとうございました。