やまのぼブログ

山登りなどの記録

竜ヶ岳 笹が広がる好展望の山頂へ(後編)

前編はこちら↓

yamanobojp.hatenablog.com

後編は山頂から。今年は辰年なので、竜ヶ岳に登る人も増えたのかな。逆光で撮影しましたが、どうやら山頂標識を反転できたみたいです。

南には釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳などが見えます。

西には遠くに比叡山と思われる山が見えます。右手前は日本コバかな。

時計回りに見ていくと比良山地の山々。琵琶湖の手前に市街地と小高い山が見える辺りが近江八幡かな。

北には御池岳と藤原岳。

ズームすると削り取られたような形の山が見えました。おそらく伊吹山でしょう。

藤原岳の奥には白山が見えました。向こうから見ると藤原岳に隠れてほとんど見えなさそう。

北東方面に大きな山があるのに気付いてましたが、周囲の人の話で御嶽山だと分かりました。こちらからだとこう見えるのか。遠足尾根の向こうには養老山地が横たわってます。

御嶽山の左には乗鞍岳や槍穂高が写ってました。

山の名前を表示しました。奥穂高岳の右には吊り尾根、左には大キレットらしき稜線が確認できました。槍ヶ岳はこの辺かな?というところを指してます。

さらに右のほうには恵那山や南アルプスの山々が見えます。名古屋のビル群も見えます。富士山見えるかなと思いましたが、もっと右のほうだったようです。 地図に線を引いてみると、養老山地の端のほう〜名古屋駅付近〜猿投山〜富士山がほぼ直線上に並んでたので、拡大したら頭の部分と思われるのが少し写ってました。ということで他の山も再確認。恵那山の左に北岳と間ノ岳、右に塩見岳、真ん中付近に荒川岳、赤石岳、聖岳などが写ってました。

休憩しておにぎりを食べて、8時30分、下山開始。中道登山道へと進みます。

ほんの数分でかなり下りてきました。

伊勢湾を眺められるのもこの辺りまでで、樹林帯へと入ります。

樹林帯に入ると、さらに急な下り。

ロープや鎖があるところもあります(分かりにくいですが、右の岩に鎖があります)。

30分ちょっと下りると、沢の音が聞こえてきました。

中道尾根が終わってヨコ谷へ。ここからは沢沿いを歩きます。

水が澄んでいます。と書いて気付きましたが、さんずいに登るで澄むなんですよね。

またロープがありましたが、ロープに頼らず下りたと思います。

目印に従って歩けば大丈夫ですが、何度か見失うことがありました。あと、ヘビを見かけました。何度か渡渉があります。

この右に堰堤があって道を探しましたが、ここを登るようです。まあ堰堤があれば巻くのはあるあるですが、登りも下りも急でした。

さらに下ったところにある堰堤。なんとなく想像つきました。

これが噂のホッチキスか。30段ほどあります。数段は経験あったと思いますが、これだけ長いのははじめて。

普通の梯子と同じ要領で下りられると思ってましたが、それぞれの段の位置がバラバラ、というか変形したのかな?次の段があると思ったところになかったり、逆に近くにあったりで、思ってたよりも下りにくかったです。

その堰堤、10mくらいあるのかな。

またまたホッチキス。こちらは2つに分かれてて、さほど高くはないものの、上につかまるものがありません(ロープはあります)。

ロープに頼って万が一切れた場合、後頭部から転落しかねません(設計ミスではないのか?)。ということで、さっきより慎重に下りました。

石榑(いしぐれ)峠方面からの登山道と合流。ここからは楽勝だと思ってました。

ところがどっこい、急斜面のトラバース。落ちたらたいへんなトコも多々ありました。

滝が見えてきました。五階滝です。

こちらは上の段。

さらに上にも滝があります。上に2段、下に3段あるようです。

ここを渡ってきました。水量が多いと渡るのが難しいかも。

こんな橋を渡ります。特にぐらつくこともなく、普通に渡れましたが、ここも増水時に渡るのは危険な感じがします。

金山尾根の分岐まで来ました。ここから先もトラバースの道が続きます。

魚止橋を渡ります。

ここは問題なく渡れます。

上流に魚止滝という滝がありますが、寄り道しませんでした。

続いて、白滝丸太橋。ですが、橋がかかってません。看板には「一度に5人以上で渡らない」「故意にゆらさない」「増水時は渡らない」などの注意書きが書かれてます。

上の画像の切り抜きですが、向こう岸の擁壁に梯子がかかってます。以前は河原から林道に繋がる坂道があったようですが、2年前に大雨でごっそりと流されたようで、擁壁の白い部分は、以前土がかぶってた跡と思われます。川に架けられてた丸太橋も、何度も流されては修復してたようですが、昨年8月に土台の石が流されて架橋できなくなったそうです。

代わりに上流に架けられてました。画像では分かりにくいですが3本1組です。

梯子を登ったところから。流される前は、川に3つ並べた橋桁をロープで括り付けてたようですが、元々は普通の吊り橋だったのかな、と思うような構造です。

林道を歩いていきます。

すぐに遠足尾根の分岐に到着。

行きは暗かったので、改めて撮影。

少し下りたところに竜の雫という水場があります。名水とのことで、一口いただきました。まあ普通においしいと思いました。(注:飲まないでください)帰って画像を見てると、看板の名水と書かれていたところがテープで隠され、さらには「飲水不可」「手洗不可」とあるのに気付きました。飲水不可はともかく、手洗不可とは何事?と思って調べると、どうやらエキノコックスの感染のおそれがあるとのこと。そんな大事なことなら、もっと近くに、ハッキリと表示してもらいたいんですけど!

そういえば数年前に愛知で見つかったというニュースがありましたが、ここにも広がったのでしょうか。いま大丈夫でも数年後に症状が出るかもしれないし、北海道以外でも安易に水を飲まないほうが良いのかな。

10時45分、駐車場に到着。満車になってました。

変化に富んだ山でしたが、今回歩かなかったルートにも見所があり、シロヤシオの花が開花する時期も良いそうなので、また登ることがあるかも。最後に驚愕の事実が発覚しましたが、今後は気をつけようと思います。

このあと、御在所岳へと向かうのでした。

最後までお読みいただきありがとうございました。