前編はこちら↓
後編は山頂から。今年は辰年なので、竜ヶ岳に登る人も増えたのかな。逆光で撮影しましたが、どうやら山頂標識を反転できたみたいです。
南には釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳などが見えます。
西には遠くに比叡山と思われる山が見えます。右手前は日本コバかな。
時計回りに見ていくと比良山地の山々。琵琶湖の手前に市街地と小高い山が見える辺りが近江八幡かな。
北には御池岳と藤原岳。
ズームすると削り取られたような形の山が見えました。おそらく伊吹山でしょう。
藤原岳の奥には白山が見えました。向こうから見ると藤原岳に隠れてほとんど見えなさそう。
北東方面に大きな山があるのに気付いてましたが、周囲の人の話で御嶽山だと分かりました。こちらからだとこう見えるのか。遠足尾根の向こうには養老山地が横たわってます。
御嶽山の左には乗鞍岳や槍穂高が写ってました。
山の名前を表示しました。奥穂高岳の右には吊り尾根、左には大キレットらしき稜線が確認できました。槍ヶ岳はこの辺かな?というところを指してます。
さらに右のほうには恵那山や南アルプスの山々が見えます。名古屋のビル群も見えます。富士山見えるかなと思いましたが、もっと右のほうだったようです。 地図に線を引いてみると、養老山地の端のほう〜名古屋駅付近〜猿投山〜富士山がほぼ直線上に並んでたので、拡大したら頭の部分と思われるのが少し写ってました。ということで他の山も再確認。恵那山の左に北岳と間ノ岳、右に塩見岳、真ん中付近に荒川岳、赤石岳、聖岳などが写ってました。
休憩しておにぎりを食べて、8時30分、下山開始。中道登山道へと進みます。
ほんの数分でかなり下りてきました。
伊勢湾を眺められるのもこの辺りまでで、樹林帯へと入ります。
樹林帯に入ると、さらに急な下り。
ロープや鎖があるところもあります(分かりにくいですが、右の岩に鎖があります)。
30分ちょっと下りると、沢の音が聞こえてきました。
中道尾根が終わってヨコ谷へ。ここからは沢沿いを歩きます。
水が澄んでいます。と書いて気付きましたが、さんずいに登るで澄むなんですよね。
またロープがありましたが、ロープに頼らず下りたと思います。
目印に従って歩けば大丈夫ですが、何度か見失うことがありました。あと、ヘビを見かけました。何度か渡渉があります。
この右に堰堤があって道を探しましたが、ここを登るようです。まあ堰堤があれば巻くのはあるあるですが、登りも下りも急でした。
さらに下ったところにある堰堤。なんとなく想像つきました。
これが噂のホッチキスか。30段ほどあります。数段は経験あったと思いますが、これだけ長いのははじめて。
普通の梯子と同じ要領で下りられると思ってましたが、それぞれの段の位置がバラバラ、というか変形したのかな?次の段があると思ったところになかったり、逆に近くにあったりで、思ってたよりも下りにくかったです。
その堰堤、10mくらいあるのかな。
またまたホッチキス。こちらは2つに分かれてて、さほど高くはないものの、上につかまるものがありません(ロープはあります)。
ロープに頼って万が一切れた場合、後頭部から転落しかねません(設計ミスではないのか?)。ということで、さっきより慎重に下りました。
石榑(いしぐれ)峠方面からの登山道と合流。ここからは楽勝だと思ってました。
ところがどっこい、急斜面のトラバース。落ちたらたいへんなトコも多々ありました。
滝が見えてきました。五階滝です。
こちらは上の段。
さらに上にも滝があります。上に2段、下に3段あるようです。
ここを渡ってきました。水量が多いと渡るのが難しいかも。
こんな橋を渡ります。特にぐらつくこともなく、普通に渡れましたが、ここも増水時に渡るのは危険な感じがします。
金山尾根の分岐まで来ました。ここから先もトラバースの道が続きます。
魚止橋を渡ります。
ここは問題なく渡れます。
上流に魚止滝という滝がありますが、寄り道しませんでした。
続いて、白滝丸太橋。ですが、橋がかかってません。看板には「一度に5人以上で渡らない」「故意にゆらさない」「増水時は渡らない」などの注意書きが書かれてます。
上の画像の切り抜きですが、向こう岸の擁壁に梯子がかかってます。以前は河原から林道に繋がる坂道があったようですが、2年前に大雨でごっそりと流されたようで、擁壁の白い部分は、以前土がかぶってた跡と思われます。川に架けられてた丸太橋も、何度も流されては修復してたようですが、昨年8月に土台の石が流されて架橋できなくなったそうです。
代わりに上流に架けられてました。画像では分かりにくいですが3本1組です。
梯子を登ったところから。流される前は、川に3つ並べた橋桁をロープで括り付けてたようですが、元々は普通の吊り橋だったのかな、と思うような構造です。
林道を歩いていきます。
すぐに遠足尾根の分岐に到着。
行きは暗かったので、改めて撮影。
少し下りたところに竜の雫という水場があります。名水とのことで、一口いただきました。まあ普通においしいと思いました。(注:飲まないでください)帰って画像を見てると、看板の名水と書かれていたところがテープで隠され、さらには「飲水不可」「手洗不可」とあるのに気付きました。飲水不可はともかく、手洗不可とは何事?と思って調べると、どうやらエキノコックスの感染のおそれがあるとのこと。そんな大事なことなら、もっと近くに、ハッキリと表示してもらいたいんですけど!
そういえば数年前に愛知で見つかったというニュースがありましたが、ここにも広がったのでしょうか。いま大丈夫でも数年後に症状が出るかもしれないし、北海道以外でも安易に水を飲まないほうが良いのかな。
10時45分、駐車場に到着。満車になってました。
変化に富んだ山でしたが、今回歩かなかったルートにも見所があり、シロヤシオの花が開花する時期も良いそうなので、また登ることがあるかも。最後に驚愕の事実が発覚しましたが、今後は気をつけようと思います。
このあと、御在所岳へと向かうのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。